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「その封筒は、昨日モニタールームでギンが見つけたんだ。」
『……え？そう、なんですか。』
昨日モニタールームでミシマ先生と話した時には、そんなものはなかった。
ということは、モニターを壊した犯人が持っていたのか。それとも、誘拐犯側が落としていったのか。
『………』
中に何が入っているんだろう。
『……紙？』
封筒の中には、一枚の紙切れが入っていた。それは何となく見覚えのあるもの。青い罫線が入っているので、おそらく何かのノートの切れ端だろう。
折りたたまれた紙切れを広げて、中を読む。
[…月……日。]
紙切れの右上には、赤く日付が書かれている。どうやらこれは、誰かの日記らしい。
視線を下に動かして、更に続きを読んだ。
「……大丈夫？」
ずっと紙切れに書かれた文字を見つめる私を心配するように、ケイジさんが私の顔を除き込んできた。
『はい、大丈夫です。………でも、これ…これを書いた人って……』
「……何か分かったの？」
この日記は……これを書いたのは、お兄ちゃんだ。
見間違えることのない、この筆跡。
『いいえ、何も。……コレを見せてくれて、ありがとうございます。これ私が貰っても良いですか？』
「それは別に良いけれど……本当に、大丈夫かい？」
『はい……驚きはしましたけれど、大丈夫です。』
「そっか、分かったよ。」
とても制服のポケットに入るようなサイズではなかったので、封筒は折ることにした。
『それでは、また。』
「……うん。そうだ、何か昨日のことで思い出した事があれば、いつでも教えてね。」
『……はい。』
ケイジさんがロビーに消えたのを見届けてから、もう一度封筒を取り出した。
封筒の内容は、私に見せるのを躊躇うのも理解できるような………確かに酷いものだった。
初めて読んだ時は、偽物なんじゃないかと疑いもした。
けれど……
何となく見覚えがあると思った………これは遺書に使われていた紙とそっくりだ。
もしかしたら、これは遺書の続きなのかもしれない。
この紙も、血のように赤い文字も、遺書とそっくりだ。
しばらくこの紙切れについて考え込んでいると、不意に右のほうから物音が鳴った。
無意識にそちらの方を向くと、そこにはギンくんがいた。
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でででででん(プロフ) - ぁぃぅぇぉさん» (ニッコリ) (2020年8月19日 6時) (
レス) id: ff25803fe7 (このIDを非表示/違反報告)
ぁぃぅぇぉ - 待って最初のやつポルナレh...やっぱなんでもありません (2020年8月19日 5時) (レス) id: 4f6210d2fe (このIDを非表示/違反報告)
でででででん(プロフ) - キミ死好きさん» 分かってくれる人がここに…！！ありがとう。 (2020年4月22日 10時) (レス) id: ff25803fe7 (このIDを非表示/違反報告)
キミ死好き - まぁあの笑顔みたいな顔iPadの壁紙にしてるから分かるよ (2020年4月22日 10時) (レス) id: bf60227ed4 (このIDを非表示/違反報告)
でででででん(プロフ) - キミ死好きさん» レコの生存ルートで、アリスがボンゴを渡した時に発生する最後のイベントが本当に好きなので……ごめんなさい。 (2020年4月21日 9時) (レス) id: ff25803fe7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：でででででん | 作成日時：2020年3月30日 19時
