玉狛のヤベェ銃手【WT】 (ページ15)

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壁を壊してしまい、不安になる千佳の前にｽｯ…と出る佐鳥。

佐「鬼怒田開発室長訓練中にちょっとした事故が起きました
責任は全て現場監督のボクにあります」

無駄にキメ顔をし、顔の周りには「✧︎」がたくさん出ている。

鬼「その通りだ！！」

佐「痛っ……くない！」

鬼「防衛隊員が壁を壊してどうする！？」

佐「あれえ、これが正解じゃないの？」

自信満々だったようだが、残念ながら正解ではなかったらしい。

あーあ。

千「すみません！わたしがカベを壊しました！」

鬼「何……？」

正直に名乗り出る千佳。偉い！

東に確認をとる鬼怒田。
東は彼女がアイビスで開けた。玉狛の隊員だ
と言うと驚いている。

鬼「なんだと…！？玉狛の！？」

ﾀﾞﾀﾞﾀﾞﾀﾞﾀﾞﾀﾞﾀﾞ

ﾀﾞﾝ!!

修「千佳！！」

そこへようやくお出ましの修と遊真。
きっと千佳が説教をされているに違いないと思っていたのだろう。
だが、二人は驚きの光景を目にすることになる。

「……！？」

鬼「そうかそうか千佳ちゃんと言うのか」

なんと鬼怒田が千佳の頭を撫で、褒めているではないか。

鬼「すごいトリオンの才能だねえ。
ご両親に感謝しなきゃいかんよ。壁のことは気にせんでいい
あの壁もトリオンでできてるから簡単に直せる」

佐「鬼怒田さんはロリコンだった！？」

佐鳥もいろんな意味で驚いている。

修「千佳！」

鬼「三雲…？そうか玉狛に転属しおったのか
おいこらメガネ！ちゃんとこの子の面倒を見んか！」

千佳のときとは売って変わる態度。

千佳はその場にいたC級隊員に褒められ、戸惑っているようだ。

その様子を見ていた東は、
千佳のトリオン性能を報告しなかったのは
本部で派手にデビューさせるためなのではと推測。

そしていつの間にか、本人たちの知らないうちに
修たち三人のことがそれぞれの噂になっていた。