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きっとAもあのニュースを見て家を出たんだろう。
……でもなんで？
化け物のいる方向へ走る。
Aは運動神経がかなりいい。
自分もいい方だという自覚はあるが、Aに勝つとは思わない。
つまり、追いつけるかどうかは分からない。
……見つけた！
京「A！」
精一杯の声で名前を呼ぶ。
「…京介……！」
こちらを振り返ったAの顔は涙でグチャグチャになっていた。
京「……お前、どうした…」
「お母さんが……お母さんが…！！死んじゃうかもしれない！」
珍しく取り乱したAに「落ち着け」と言い、深呼吸をする
ように促す。
しばらくすると落ち着いたようで、何があったのか問う。
「ば…化け物がいた場所にお母さんがいるの……」
「おばさんが？」
なるほど。それで取り乱して家を飛び出してしまったのか。
まあ、自分もテレビを見るやいなや飛び出してきてしまったので
何も言えた口ではないのだが。
京「……とりあえず、ここを離れるぞ。きっとおばさんも帰ってくるから…」
Aの手を引いてそう言ったが帰ってくる保証などない。
だけど今のAにはこう言うしかなかった。
Aは何も言わなかった。
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雪うさぎ(プロフ) - ぱいなぽーさん» ありがとうございます。試してみます。 (2021年3月18日 18時) (
レス) id: 84b7b0d3af (このIDを非表示/違反報告)
ぱいなぽー(プロフ) - 確証はないですが…突然のコメント失礼しました (2021年3月17日 19時) (レス) id: de3a08ba7b (このIDを非表示/違反報告)
ぱいなぽー(プロフ) - アカウントのパスワードを覚えておけば多分移行できますよ (2021年3月17日 19時) (レス) id: de3a08ba7b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：雪うさぎ | 作成日時：2021年1月18日 23時
