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○○○★3 ページ10

「うぅ、分かったよ」と、ドアを開けるA。

「あ、明光君!あのさ、聞きたいことが____」

Aの発した言葉が途中で詰まった。それが、気になり僕も部屋から出てAの背後から顔を覗かせる

「どうし__っ!A見るな!」

バッと彼女の目を僕の手で覆い隠す。
きっと、見てしまったんだ。兄ちゃんが彼女とキスをしてる所を。

(兄ちゃんに彼女がいたなんて…知らなかった!)

「…ん?…っうわっ⁉け、蛍⁉それにAちゃんも!」

「兄ちゃん、彼女いたんだ」

キッと兄ちゃんを睨みつける

「え、あ…うん。えっとね"七海蓬"ちゃんって言うんだ」

「は、初めまして!七海蓬です!」

「…どうも…行こA」

簡単な挨拶だけして僕らは来た道を帰り部屋に戻る。
Aは下を向いていて顔は見えないけど、きっと泣いているに違いない

「大丈夫…なわけ無いよね。」

「…ひっく…ずっと好きだったのに」

そうAに言われ僕の中の何かが切れた。

ガンッ

「っキャッ⁉け、蛍?」

彼女を壁に叩きつける様にして彼女との距離を縮めて、その勢いで唇を奪う

「…"ずっと好きだったのに"?それは僕の台詞だよ」

「え、え?蛍?どうしたの…?」

「…僕はね、ずっとAが好きだったんだよ‼でも、それでも!Aと兄ちゃんを応援するって決めたのに‼なのに…なんで…っ」

涙が込み上げてくる。ああ、何てカッコ悪いんだ。

「…ごめん。蛍の気持ちに気付かなくて」

頭を軽く下げる彼女に少し意地悪な質問をした。

「…ねぇ、Aはあの二人を見てどう思った?まだ、兄ちゃんのこと好き?」

「っそれは…」

目を伏せる彼女の耳元により、僕は言う。

「なら…僕を選んで、絶対幸せにするから」

「で、ても‼ん⁉」

もう一度彼女の唇を奪う。

「…でもはいらない」

「で?どっちなの」

早く、僕を選んで…お願い。

「…私は____」

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
夢主がどちらを選んだかは読者様にお任せします

○○○鉄朗★4→←○○○★3



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BL大好き - 花巻で☆4 オメガバーズ (2017年5月8日 22時) (レス) id: af1fff4145 (このIDを非表示/違反報告)
あーちゃん(プロフ) - 名前の間隔開けて欲しいです。個人的に読みづらいです。 (2017年3月18日 11時) (レス) id: cbb696c236 (このIDを非表示/違反報告)
翠山葉月ノ十四(プロフ) - 最後らへんの影山の話が、「影山飛雄」が「景山飛雄」になっていたり、「気を」が「気お」になっていたりします。 (2017年3月11日 17時) (レス) id: 113142bdb7 (このIDを非表示/違反報告)
莉梦 - 瀬見さんの☆3で。 (2017年3月5日 21時) (レス) id: d5114eb219 (このIDを非表示/違反報告)
ういたま - 星華さん» ありがとうございます!これからも頑張ります! (2017年3月5日 17時) (レス) id: 465eb597ac (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ういたま x他1人 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/mwgm/  
作成日時:2017年2月5日 18時

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