灰原のユウヤの兄は、最強ＬＢＸプレイヤー【ダンボール戦機】 (ページ4)

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一話ページ4

秘密組織、イノベーターにある一人の人間が侵入した。
厳重に警備された、門を潜り抜け中まで入った。
イノベーターが精密に保管する、あるモノを盗んだ。
それにいち早く反応した、イノベーターの最新設備のサイレントがイノベーター区域に鳴り響いた。
《緊急事態発生！！！》
サイレントの音と、警備体制に入る指示が響き渡る。
イノベーターは、その主犯の人間を見つけて追い掛けた。
《緊急事態発生！！！》
未だに鳴り続けるサイレント。
《逃亡者を確保してください！！！
逃亡者はッ、最重要機密を保持していますッ！！！》
逃亡者の女性は、全速力で走り続けている。
「いたぞッ！！！」
後ろから、変な仮面を着けたの男が追い掛けてきた。
すると、男がＬＢＸを出してきた。
「いきなさい【デクー】！！！
奴の動きを止めるのです！！！」
デクーという、ＬＢＸは女性に向けて小さな銃を乱射した。
銃弾は、逃亡者の腕を掠った。
「くッ！！！」
女性の顔は、銃弾が腕を掠った痛みで表情が歪んだ。
「逃がしませんよ！！！
こちらエージェント！！！
ルート２７を閉鎖してください！！！」
仮面の男が通信で、目の前の通路を閉鎖するように指示した。
下がってきた鉄製の壁が降りてきた。
女性は、勢いを着けてギリギリなスペースを滑り抜けた。
「くそッ！」
仮面の男は、塞がった鉄製の壁を殴った。
《申し訳ありません八神さん…。
見失いました…。》
仮面の男は、八神と言う上司に通信をした。
「エージェントを総動員して、何としても回収するんだ！
アレが公になれば大変な事になる！！！」
八神は、仮面の男にそう言い通信を切った。
「随分のやられようだねぇ…
八神さん…？」
すると八神の後ろから、誰かやって来た。
「灰原か…」
八神は、闇から出てきた青年を睨み付けた。
「おぉ、怖い怖い」
ふざけた様に言う、灰原A。
「まさか、貴方と言うほどの方があんな女一人にてこずる何て、可笑しな話だ…」
喉を鳴らして笑うA。
「一刻も早くアレを取り返さないと後々、面倒になるぜ…？」
Aはニヤリと笑い、また闇の中へ消えていった。