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宏太side
「…雄也のくせにいい事言うじゃん。ありがとな」
「ちょっと、一言余計ですけど笑」
「じゃ、俺帰るわ」
「引き止めてごめんね。改めておめでとう」
「おぅ。ありがとう」
今まで喧嘩したり、ぶつかる事はダメな事だと思ってた
でも、そうじゃないんだって思えた
大切だから、
だからこそ、ぶつかる
ちゃんと向き合えてる証拠なんだって、そう思えば
何だか心が軽くなって自然と背筋が伸びた
………
地下駐車場に着いてマネージャーの車を探していると見慣れたシルエットを見つけた。
「え、」
こっちに来たかと思えば雑に腕を掴まれて
「来て。」
自家用車の所まで連れてこられて
「乗って。」
有無を言わさず乗せられて
光は一言も発する事無く車を発進させた
どこに連れて行かれるのかと構えたけど
なんだか見覚えのある道
きっとあそこに連れていってくれるんだろう
俺たちが大切な日を迎えたり
大切な話をする時にお世話になっている
思い出がいっぱい詰まったところ
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作者名:琳 | 作成日時:2019年11月8日 2時