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ページ32

宏太side



「…雄也のくせにいい事言うじゃん。ありがとな」


「ちょっと、一言余計ですけど笑」


「じゃ、俺帰るわ」


「引き止めてごめんね。改めておめでとう」


「おぅ。ありがとう」





今まで喧嘩したり、ぶつかる事はダメな事だと思ってた


でも、そうじゃないんだって思えた




大切だから、


だからこそ、ぶつかる



ちゃんと向き合えてる証拠なんだって、そう思えば




何だか心が軽くなって自然と背筋が伸びた





………



地下駐車場に着いてマネージャーの車を探していると見慣れたシルエットを見つけた。





「え、」




こっちに来たかと思えば雑に腕を掴まれて




「来て。」




自家用車の所まで連れてこられて



「乗って。」




有無を言わさず乗せられて



光は一言も発する事無く車を発進させた









どこに連れて行かれるのかと構えたけど




なんだか見覚えのある道




きっとあそこに連れていってくれるんだろう






俺たちが大切な日を迎えたり


大切な話をする時にお世話になっている









思い出がいっぱい詰まったところ

*→←*



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設定タグ:やぶひか , 伊野尾慧 , 家族系   
作品ジャンル:タレント
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作者名: | 作成日時:2019年11月8日 2時

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