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伊野尾side
光先輩。
やぶ先輩と同い年で、幼なじみらしい。
ベースが弾けて料理が上手くて、結構どじでギャップもあって。かっこいいし、可愛い。
やぶ先輩とお似合いだと思う。……とっても。
「やぶ先輩はこんな所で何してるんですか?」
「いや、今から空きコマかだら暇つぶしに散歩してた。そういう伊野尾は?」
「あ、僕今日2限で終わりなんですよ」
「へぇ、いいな。もう帰んの?」
「いや、お昼食べて帰ります」
「この後用事は?」
「ない、です」
これだからこの人は困る。
そんな風に気を持たせるようなことしないでほしい。
「うっし、昼飯食いに行こうぜ!」
「へ?」
こうやって突拍子も無いことを言い出すのも。
今日みんなサボりでさ〜なんて話すあなたは気づいてくれないよね、俺の気持ちなんて。
「あのっ!ひかるさん……も、お休み、なんですか?」
これ以上はこの人に近づいちゃだめだって脳が警鐘を鳴らしてるのに。何言ってんだ、おれ
「あー、光は来てたよ」
来てるんだ……なら、おれじゃなくてひかるさん誘えばいいのに。
あ、もしかして喧嘩したのかな。
だからおれのとこに来たのかな。やっぱりおれってそういうポジションなのかな……
「……のお、いのお!」
「ほぇ…」
「大丈夫か?顔真っ青……」
高校生の時のことを思い出してたらしい。
もう、何もかも思い出したくない。人生の中から消し去ってしまいたいくらい、色んな痛い思いをしたから。
もう2度と恋なんてしないって決めたんだ。
「伊野尾、にだから言うけど……その、光とは別れた」
もう、恋はしないって………
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いのてん(プロフ) - 更新とても嬉しいです!!甘々なのお話大好きなのでもっと読みたいくらいです笑ゆっくりでいいですし、いつまでも待ってるのでまた更新お待ちしておりますね(^ ^) (2019年8月16日 7時) (レス) id: 0789ee6158 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:琳 | 作成日時:2019年1月23日 10時