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薮side
「だから、いのちゃんの中で薮に対する好きが溢れてるんだよ。コップに収まりきらないで零れた好きが不安になってんじゃないの?」
「そう、なのかな……」
「だってそこまで好きじゃなかったら、そんなに不安になんねぇし固執しないだろ。」
「まぁ、確かに」
「だから、その溢れたぶんの好きをちゃんと受け止め続けてやればマシになるんじゃないの」
「……だな」
「でも、メンバーがいのちゃんの不安がりに気づくのも時間の問題だと思うけど」
「だよなぁ……逆に今までバレてねぇのが不思議だけどな」
そう、
伊野尾はこのことを隠し通していた。
もう結成して12年になるのに
ましてや、ジュニアのころからゆうと、大ちゃん、高木と一緒だったのに
震える伊野尾を見つけるのはいつも俺と光
伊野尾はどこまでも隠すのが上手かった。
それが、伊野尾の不安がりに加担していた。
「まぁ、いのちゃんのプライドもあるんだろ。俺らが変に言うこともねぇよな。」
「あぁ…。」
「さて、そろそろ帰るか。いのちゃんの携帯、ちゃんと届けて様子見て来い!んで、俺にも報告してな」
「わかった。ありがとな」
「ほら、お会計俺がしとくから早く行ってやれ」
「すまん、またなんか奢る」
「いーって、いーって」
無駄にスマートな光に背を押され伊野尾の家に向かった
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いのてん(プロフ) - 更新とても嬉しいです!!甘々なのお話大好きなのでもっと読みたいくらいです笑ゆっくりでいいですし、いつまでも待ってるのでまた更新お待ちしておりますね(^ ^) (2019年8月16日 7時) (レス) id: 0789ee6158 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:琳 | 作成日時:2019年1月23日 10時