過去、未来、今。(yb×in)

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薮side



○○先生に連れられて入ったいつもの部屋。




二「今日はどうしたの？」




「あの、今日の朝家から出たら、その……慧の母親がいて、無理矢理慧を引っ張って行っちゃって、しかも途中で過呼吸起こした慧を叩いちゃって。」




二「それで、慧は周りが見えなくなったと……」





「はい…」




二「慧、先生のことわかる？」




うさぎのぬいぐるみで遊ぶ慧にそう聞く○○先生。





伊「んぅ？○○みやせんせー！」




「普段は大丈夫なんですけど、寝て起きた時が大変で」




二「寝てる時とかは？うなされるとかない？」





「今のところは」





伊「けい、こうたのお膝すわる」






「ん、おいで」




二「お、慧いいな〜」





伊「いいでしょ〜」





「あ、そういえば慧なかなか体重増えないんですけど、どうすればいいですかね…」





二「今どれくらいなの？」





「身長が173で体重が44.8です。」





二「ん〜、ちゃんとご飯は食べてるんだよね？」





「はい」





二「見えないところで戻してる可能性あるな……慧、ちょっとお口あーして」




伊「あー」





二「ん、いいよ。宏太、これ多分戻しちゃってる」





「え？」





二「慧、ご飯食べたあとさ気持ち悪くなってご飯出てきちゃう？」





伊「…………んーん、大丈夫」






慧の嘘はすぐ見抜ける。間があって、目が泳ぐ。ほんと、わかりやすいんだから笑笑





でも、慧が戻してるなんて気づかなかった。俺、慧のなに見てたんだろ……

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