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薮side
「まじで、あの女クソだろ！慧？わかる？大丈夫だから！」
慌てて家の中に戻ったはいいけど、慧の呼吸が整わない。
慧のなかで今まで封印してきた記憶が一気に呼び覚まされたんだ。
大ちゃんが急にでっかい音立てても、叫んでも、ぎりぎりのラインでやってきたのに。
あの女の手によって完全に思い出されてしまったんだ。きっと。
「慧、けい！大丈夫だから！落ち着けって、な？」
何度大丈夫だと言っても俺の腕の中で泣き叫んで暴れる慧。
伊「いやっ！いやだ、助けて！いい子にするから！いたいのしないで！！」
「大丈夫、大丈夫。宏太だから、ね？痛いのしないよ？」
伊「いやっ、ごめんなさい……ごめんなさい！けい、いい子するから！」
だめだ、目の焦点が合ってない。
「けいっ！こっち見て？」
無理矢理慧の顔を俺の方へと向ける。
すると、ようやく俺に抱きしめられていることに気付いた。
伊「こぉ、た？」
「うん。宏太だよ？怖かったな。もう大丈夫だから。大丈夫、だいじょうぶ。」
伊「こ、た……こうたぁ…うわぁぁん」
「よしよし。」
伊「け、けい、いたいのされっ、て」
「怖かったな、だいじょうぶだからな」
伊「ﾋｯｸごわがっだぁぁ〜！うわぁぁん」
「頑張ったな、えらいえらい。宏太助けられなくてごめんなぁ、ごめん……」
腕の中で震えながら大泣きする慧をぎゅっと抱きしめた。
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琳(プロフ) - 杞乃葉さん» ありがとうございます！頑張らせていただきます！ (2018年3月12日 8時) (
レス) id: e962c1ecea (このIDを非表示/違反報告)
杞乃葉(プロフ) - いろんな作品読ませていただいてます！ どれも面白いです！ 更新がんばってください！ ＋お気に入り作者に追加させて頂きました (2018年3月12日 0時) (携帯から) (レス) id: 7b1e765a3f (このIDを非表示/違反報告)
琳(プロフ) - こはるさん» ありがとうございます！ (2018年2月14日 22時) (レス) id: e962c1ecea (このIDを非表示/違反報告)
こはる(プロフ) - 更新楽しみにしています(^-^) (2018年2月14日 19時) (レス) id: ba71d55e61 (このIDを非表示/違反報告)
いのりこぴん(プロフ) - ＊青い猫＊さん» ありがとうございます！精一杯頑張らせて頂きます！！ (2018年1月15日 22時) (レス) id: e962c1ecea (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：琳
| 作成日時：2017年12月27日 19時
