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薮side


それからしばらくして、看護師さんに名前を呼ばれた。


看「伊野尾さーん、伊野尾慧さーん。」


「はーい。伊野尾、起きて。呼ばれたよ」


伊「んん……」


「行くよ」


伊「ちょっと待って…ってうわっ」



「うおっ、あぶねぇ。大丈夫か?」


伊「ちょっとふらっとしただけ。ごめんね、行こっか。」


まだ少しふらふらしてる伊野尾を支ながら診察室に入る。



「失礼します」


先「どうぞ、お座り下さい。」


丸椅子に座るように促された伊野尾。


伊「やぶ、ごめん。後ろ立って支えてほしい。」


背もたれのない椅子に座るのがしんどいらしい。


「ん、いーよ。」


先「初めまして。森と申します。お二人のことは存じあげております。では、いきなりですが、伊野尾さんこの症状が出始めたのはいつ頃からですか?」



伊「2週間くらい前から……ですかね」



森「そうですか、他の症状は出ていませんか?」


伊「他……、えっと、めまいとかあとは貧血気味とか……」


森「寝汗を前よりかくようになったということはありませんか?」


伊「寝汗……ですか?寝汗はそんなに……」



森「そうですか……うーん、伊野尾さん血液検査しましょう。」


伊「えっ、は、はい」


森「準備しますので、少し横になってお待ちください。」


ベットに伊野尾を連れていくと、不安そうな顔をする伊野尾。


「大丈夫だよ。」


そう言って伊野尾の頭をくしゃっと撫でてやると嬉しそうに目を細めた。



でも、俺の中での心当たりは確信に近づいていた。少しずつ、少しずつ。


それでも大丈夫と笑って頭を撫でる俺は無責任で卑怯だと思う。

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(プロフ) - ぜらにうむー。さん» ありがとうございます!ぜらにうむー。さんも気をつけてくださいね、まだまだ寒いですし!笑笑 (2018年2月20日 21時) (レス) id: e962c1ecea (このIDを非表示/違反報告)
ぜらにうむー。(プロフ) - 琳さん» いえいえ笑!いつも楽しんで読ませてもらってます。これからも更新楽しみにしてますね!お体にお気をつけてください〜 (2018年2月20日 21時) (レス) id: fa79175199 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - ぜらにうむー。さん» ご指摘ありがとうございます笑笑熱で頭がぼけてます笑笑 (2018年2月20日 19時) (レス) id: e962c1ecea (このIDを非表示/違反報告)
ぜらにうむー。(プロフ) - お話番号が、41から43にとんでますよ! (2018年2月20日 18時) (レス) id: fa79175199 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - 佐藤さん» ありがとうございます!しっかり楽しませていただきますね笑笑 (2018年2月14日 22時) (レス) id: e962c1ecea (このIDを非表示/違反報告)

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作者名: | 作成日時:2017年11月22日 5時

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