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あれからいつ眠ってるのかも分からないし
ご飯だって食べた気になってるだけで実際の所食べてない
おかげで顔色も体調も最悪だし
でも仕事は普通にあるし
いつまでもメソメソしてる場合じゃないって分かってるけど
薮の存在は俺にとって良くも悪くも大きすぎたから
｢はよー……｣
｢おはよう…って今日も顔色最悪じゃん。ほら、ソファ空けてあるからとりあえず寝なさい｣
楽屋に入るなり有無も言わせずソファに俺を転がす山田
｢もー、いくら引きずってるからって……ちゃんと寝なきゃ…｣
｢ん、ごめん｣
俺より忙しいし疲れてるはずなのに
何より私情をグループ内に、仕事場に持ち込んでしまってるのに
俺の心配をしてくれる山田の優しさが心にしみて涙が出そうだった
｢多分無理だと思うけど、ちょっとでも寝な？｣
｢ん、｣
眠いのに眠くない。
身体が眠ることを拒否してるみたい
ぼーっと遠くを見つめるしか出来なくて
楽屋の奥で何か深刻な話をしてそうな大ちゃんと薮を見つけた
あれから薮は普通だった
でも、雑誌の撮影で隣になった時
俺に触れなきゃいけなかった時
全部苦しそうだった
俺意外とバカだからさ、
そんな顔されると勘違いしちゃうじゃん
まだ好きでいてくれるのかな、なんて
まだ俺は夢の中にいるみたい
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美波 - 薮伊野が大好きな自分がほかのメンバーとのお話も読んでいて好きになれるので、作者さんお話書くの上手いなぁって思います。なんだかいい感じの薮伊野のお話2人の関係これからがどうなるか楽しみです。 (2020年9月21日 15時) (
レス) id: c7784f9e2c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：琳
| 作成日時：2020年8月19日 1時
