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｢慧、朝ごはん！｣
｢今日早く行くからコンビニで買うわ。それ置いといて、帰って食べるし｣
｢早く行くってなんで……｣
｢なんでって…約束してるから｣
｢はっ…………！！！まさか、かかか彼女か！！｣
｢いやなんでそんなに宏太が動揺してんの。違うし｣
｢慧に彼女…けいにかのじょ……ケイニカノジョ…………｣
朝からほんとにうるさい
宏太は俺の話をなかなか最後まで聞かない
が故に勘違いしたまま勝手にこうやって放心状態になってる
こうなったらしばらく治らないから放置するのが1番
｢行ってきます……｣
ほんとに呆れた兄貴だ
勉強はできるし運動もできるし、背は高くて顔も良くて、人望も厚いのに俺の事になるとネジが5本くらい足りなくなる
｢どうしたものか………｣
こうやって宏太の事で朝から頭を悩ませる俺も
大概宏太の事が好きなんだと思う
なんてブツブツ言ってたら約束してた相手が迎えに来てくれてたらしい
｢慧ちゃんなにブツブツ言ってんの｣
｢あ、山田。おはよぉ｣
｢おはよ。また部長の事？？｣
｢あ、うん。なんかもう考えるのもアホらしくなってきたけど｣
｢それ聞く度に言ってる気がするけど笑笑｣
俺を迎えに来てくれたのはサッカー部1年の山田涼介
背はちっちゃいし頭も良い訳では無いけど、サッカーは素人の俺でも分かるくらい上手だし
何より顔が綺麗すぎる
サッカー部の部長が宏太だから何となくは知ってたけど
山田は俺の事をちゃんと認識してたみたいで
こんな王子様、女の子がほっとく訳ないのに
山田は俺の事を好きになったらしい
こいつもこいつで物好きだと思う
まぁそんな物好きを好きになってしまったのは俺だけど
＊→←How many jealousy?(ym×in←yb)
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美波 - 薮伊野が大好きな自分がほかのメンバーとのお話も読んでいて好きになれるので、作者さんお話書くの上手いなぁって思います。なんだかいい感じの薮伊野のお話2人の関係これからがどうなるか楽しみです。 (2020年9月21日 15時) (
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作者名：琳
| 作成日時：2020年8月19日 1時
