＊ ページ26
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｢伊野尾、｣
｢んぅ？なに？｣
いつまでも友達のままなんて耐えられない
もう10年近く待ったんだから
もう、いいよな……？
｢俺、お前に言わなきゃいけない事があってさ｣
｢え、うん。なに…改まって｣
｢…高校の時からずっと好きだったんだよな、伊野尾が｣
伊野尾の目をまっすぐ見つめて
言葉が、想いが
届くように
｢え、いやいやいや。薮何言ってんの？お酒飲みすぎだよ！｣
｢そんな飲んでねぇよ。てかお前の方が酔ったみたいに顔真っ赤ですけど？｣
｢あっ、いや！これはちがくて！｣
指摘をすればさらに顔を真っ赤にして
わたわたと手を振って否定する伊野尾
もう、可愛すぎるんだって
｢んぅっ、｣
あーあー、俺ってこんな手早い人間じゃなかったんだけどな。
もう我慢できなくて
伊野尾の唇に軽く口付けをした。
｢な、っ、な………｣
もう、可愛すぎて伊野尾のこと
｢……食っちゃいたいな｣
｢へ、｣
｢……よし、行こう｣
｢え、ちょっと、行くってどこ行くの！それに、まだご飯残ってるし……｣
｢俺ん家。｣
ずっと我慢し続けたんだ
今日くらい、ちょっとくらい
強引に手を引いたって
バチなんか当たんないよな？
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美波 - 薮伊野が大好きな自分がほかのメンバーとのお話も読んでいて好きになれるので、作者さんお話書くの上手いなぁって思います。なんだかいい感じの薮伊野のお話2人の関係これからがどうなるか楽しみです。 (2020年9月21日 15時) (
レス) id: c7784f9e2c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：琳
| 作成日時：2020年8月19日 1時
