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「え、、」
ジェヒョンに泣いていることが気づかれたと思うと、瞬時に怖くなって、私は彼から距離を取って顔を背けた。
この私の反抗的な反応に苛ついたのか、ジェヒョンは私の両手首を掴んで強引に引き剥がした。
「ちょ、やめて、、」
私もグイッと手を引っ張って反抗したが、彼の力に叶うわけもなく、涙でぐしゃぐしゃな顔を彼の前に晒してしまった。
「最悪なんだけど」と思う私とは裏腹に、ジェヒョンは私の顔を見るや否や、「はぁ」と面倒くさそうにため息をついて顔を近づけた。
「やめてじゃないでしょ、無視すんなよ。
なんで泣いてんのかって聞いてんの」
「それは、、」
そんなのいちいち聞かなくてもわかるよね？
心の中ではそう思っていたけれど、その思いを伝えると今までの関係性が崩れるんじゃないかと再びたじろいでしまう。
本心を打ち明けることより、関係性を維持できないことの方が私的には恐ろしい。最悪の結果を考えると、苛つく彼を前にしても結局黙り込んでしまう。
「電話聞いたから？」
「え？」
黙り込む私に観念したのか、ジェヒョンは急に口を開くと、自分のスマホを指出した。
私は電話の声を聞いてしまったことがバレていたのかと、つい目を丸くしてしまい、口をパクパクさせてしまった。
「図星だろ」
「、、それは」
ジェヒョンの見透かした態度に、どう対応するのが正解なのか検討もつかず再び黙り込んでしまう。
私自身、このままでは駄目だとわかっているし、この状況を変えるためにも何か言わなきゃ！
そう思いながら、心臓をバクバクさせていると、痺れを切らしたのかジェヒョンは自分の腰に手を置いた状態で私を見据えた。
「お前、面倒くさいんだよ」
ジェヒョンはこれまでにないような冷たい表情のまま、へたり込む私を見下す姿勢でそう言い放った。
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ももの木(プロフ) - haruk1204さん» コメントをして頂き、ありがとうございます！今後もよろしくお願いいたします。 (2022年10月29日 23時) (
レス) id: 15bd7255da (このIDを非表示/違反報告)
haruk1204(プロフ) - 超絶楽しみです！これからどうなるのか凄いワクワクします！更新楽しみにしてます♡ (2022年10月26日 1時) (レス) id: d1652f67c1 (このIDを非表示/違反報告)
ももの木(プロフ) - 朽ちるズさん» コメントを下さり、ありがとうございます！お返しが遅くなってしまい申し訳ありません。今後ともよろしくお願いします♡ (2022年2月4日 17時) (レス) @page35 id: 013577f937 (このIDを非表示/違反報告)
朽ちるズ - 凄く面白いです〜♡ジェヒョンと主人公ちゃんとウィンウィンの三角関係めちゃくちゃ好きです♡！！！応援してます！！ (2021年11月14日 19時) (レス) @page34 id: 2e68ed41e7 (このIDを非表示/違反報告)
ももの木(プロフ) - 秋涼さん» コメントして頂き、ありがとうございます！この作品のウィンウィンを好きでいて下さって本当に嬉しいです！これからもよろしくお願いします！ (2021年8月23日 0時) (レス) id: 013577f937 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ももの木 | 作成日時：2021年8月4日 18時
