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「誰だろ、、」
そう思って怯えつつ、スマホを手に取ると、液晶には『ジェヒョン』と名前が表示されていた。
それを確認した一瞬、私は心臓がドクっと飛び出るような感覚がした。
う、ジェヒョン、、
何でこのタイミングで連絡してくるの。
どんな感じで話せば良いかもわからないよ。
そう思い着信を取るか迷ったが、いつもジェヒョンに甘い私は、結局着信ボタンを押してしまった。
「も、もしもし」
「あ、A？」
「そうだけど、どうしたの？いつもこんな時間に連絡くれないよね？」
「あ〜そうだな」
今日のジェヒョン、声とテンションが
いつもより若干高めな気がする、、？
私はそんな違和感を感じながらも、おそるおそる彼の様子を伺った。
「いや、Aさ、昨日会ったとき、『明後日また会いたい』とか言ってただろ？」
「あ、うん。でもジェヒョン最近忙しいんだよね」
私は『私の言ってたこと、覚えててくれたんだ！』と一瞬だけ嬉しい感情に包まれた。
だけど、ジェヒョンのこの機嫌の良さも、最近の多忙さも、ななこと付き合い始めたことが関係してるんじゃないかとハッとし、私は再び冷静な態度に戻った。
「まぁ、確かに最近仕事立て込んでて忙しいんだよね。でも、明日は無理だけど今日の晩なら、ちょっと時間作れることになったんだよ。Aは予定どう？」
「、、今日の晩」
毎度のことジェヒョンは押し付けるかのように勝手にスケジュールを決めてくる。
それにモヤモヤしつつも、結局嬉しくて私は『良いよ』『会いたい』と口にしてきた。
今だってそう。さっきまでは、『ジェヒョンのことを考えず、仕事に集中しよう！』と意識していた。それにも関わらず、彼の声を聞くと遊びだと分かっていても、本能的に会いたくなってしまう。
そんなことを考えながら、私は慣れた手つきでスケジュール帳を確認し、今晩の予定を見た。
今日は仕事が立て込んでいて忙しい予定だったけど、さっきまで集中して取り組んでいたから、夜には何とかなりそうだな、、
そう思い、私は周りの人に聞こえないよう少し声のトーンを小さくして、スマホをより顔に近づけた。
「今日の夜なら、会えるよ」
そうジェヒョンに答え、『またジェヒョンの図に乗ってしまった』と罪悪感を抱えると共に、頭の隅でウィンウィンの顔がチラついた。
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ももの木(プロフ) - haruk1204さん» コメントをして頂き、ありがとうございます！今後もよろしくお願いいたします。 (2022年10月29日 23時) (
レス) id: 15bd7255da (このIDを非表示/違反報告)
haruk1204(プロフ) - 超絶楽しみです！これからどうなるのか凄いワクワクします！更新楽しみにしてます♡ (2022年10月26日 1時) (レス) id: d1652f67c1 (このIDを非表示/違反報告)
ももの木(プロフ) - 朽ちるズさん» コメントを下さり、ありがとうございます！お返しが遅くなってしまい申し訳ありません。今後ともよろしくお願いします♡ (2022年2月4日 17時) (レス) @page35 id: 013577f937 (このIDを非表示/違反報告)
朽ちるズ - 凄く面白いです〜♡ジェヒョンと主人公ちゃんとウィンウィンの三角関係めちゃくちゃ好きです♡！！！応援してます！！ (2021年11月14日 19時) (レス) @page34 id: 2e68ed41e7 (このIDを非表示/違反報告)
ももの木(プロフ) - 秋涼さん» コメントして頂き、ありがとうございます！この作品のウィンウィンを好きでいて下さって本当に嬉しいです！これからもよろしくお願いします！ (2021年8月23日 0時) (レス) id: 013577f937 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ももの木 | 作成日時：2021年8月4日 18時
