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「なに？てことは、Aの好きな男が、そのジェヒョンって奴なの？」
率直にそう尋ねるウィンウィンに、どう返事をすれば良いか分からず、私は頭を悩ませた。
でも昨晩のことから察して、ウィンウィンは話を結構掘り返して来る人だし、状況的に自分の気持ちをハッキリと言わないといけない気がした。
「、、そうですね、私の好きな人です」
「ふぅん、そうなんだ」
「あの、拗ねてます？」
私から目線を逸らし窓を見ているウィンウィンに話しかけた。彼は『そりゃ、まあ』とだけ返事すると、少し仰け反った姿勢になった。
「Aはさ、そのジェヒョンって人のこと凄い好きなんだね」
「何でそんなこと分かるんですか？」
どんな意図でウィンウィンがそう聞いているのか分からず、私は小さな声で尋ねた。その様子を察したのか彼は少し笑顔になった。
「昨日の様子とか見てたら分かる。その彼に凄く惚れてる感じ伝わるよ。自分では自覚ないの？」
「自覚めちゃくちゃあります。毎日、寝る前にジェヒョンから連絡きてないかな、既読スルーされてないかなって不安になりながら眠りについてますし」
私は喋り終えると、『なんか色々喋りすぎちゃったな、こんな話しても良かったのかな』と不安になり彼を見た。
すると、どこか客観的ではありながら真剣に私の話を聞いてくれているのが伝わってきた。
「本当、好きなんだね」
でも、ウィンウィンが呟いた一言に、これ以上ジェヒョンの話をするのは失礼になる気がした。そのため、この話題は終わりにしようと私は話の方向変換を図った。
「あ、そうそう！でも、昨夜はそういった不安も全く無くて久々にグッスリ寝れたんです！ウィンウィンのおかげかも」
「それは良かった。俺も少しはAの役に立てたってことかな〜」
私の言葉に気を良くしたのか、ウィンウィンはルンルンと鼻歌を歌い始めた。
その姿を見て私は、本当気分屋な人だなぁと思いつつ、安堵の思いで胸を撫で下ろした。
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ももの木(プロフ) - haruk1204さん» コメントをして頂き、ありがとうございます！今後もよろしくお願いいたします。 (2022年10月29日 23時) (
レス) id: 15bd7255da (このIDを非表示/違反報告)
haruk1204(プロフ) - 超絶楽しみです！これからどうなるのか凄いワクワクします！更新楽しみにしてます♡ (2022年10月26日 1時) (レス) id: d1652f67c1 (このIDを非表示/違反報告)
ももの木(プロフ) - 朽ちるズさん» コメントを下さり、ありがとうございます！お返しが遅くなってしまい申し訳ありません。今後ともよろしくお願いします♡ (2022年2月4日 17時) (レス) @page35 id: 013577f937 (このIDを非表示/違反報告)
朽ちるズ - 凄く面白いです〜♡ジェヒョンと主人公ちゃんとウィンウィンの三角関係めちゃくちゃ好きです♡！！！応援してます！！ (2021年11月14日 19時) (レス) @page34 id: 2e68ed41e7 (このIDを非表示/違反報告)
ももの木(プロフ) - 秋涼さん» コメントして頂き、ありがとうございます！この作品のウィンウィンを好きでいて下さって本当に嬉しいです！これからもよろしくお願いします！ (2021年8月23日 0時) (レス) id: 013577f937 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ももの木 | 作成日時：2021年8月4日 18時
