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「、、うん」
私は彼の笑顔に根負けしてしまい、
思わず頷いてしまった。
なんか、もう、
どうにでもなれって感じだった。
その間も彼は私の手を離さず、目的地は既に決まっているかのようにズンズンと歩き続けていた。
「あ！ていうか、お互いまだ名前言ってなかったよね。俺、ウィンウィンっていいます」
「えっ、あ、ウィンウィンさん
Aです、よろしくお願いします」
ウィンウィンって名前珍しいなぁ、名前からしてやっぱり中国の人かなぁなんてボーッと考えていると、そんな私を見て彼はクスッと笑った。
妙に笑われてばかりで少しイラッとしたけど、人から笑われることは慣れていたので、ここはスルーを決めた。
「なに、『よろしくお願いします』って〜
なんか固いなぁ、俺そんな怖い人じゃないよ」
「まぁ、、怖さは感じないです。
綺麗な人だなぁって見とれちゃったレベルですもん」
「ふふ、ありがと」
彼は綺麗って言われることが、まるで日常茶飯事かのように私の言葉を受け流した。
その時、彼の中から湧き出る余裕がヒシヒシと感じられて羨ましくなった。
「それと、ウィンウィンさんて呼ぶのやめて。距離感つかめないし、もっとラフがいい」
「え、じゃあ呼び捨てでも良いですか？」
私がそう聞くと、
彼は笑顔のまま大きく頷いた。
「呼び捨てがいい、
ウィンウィンって呼んで」
か、可愛い、、
不覚にもウィンウィンの
笑顔にやられそうになってしまった。
「なに照れてるの」
「いや、照れてませんけど。
そのお顔と笑顔でこれまで女の子引っ掛けてきたのかな〜なんて思っただけです」
つい、いつもの強がりで
思ってもないことを言ってしまった。
余計なことを言って怒ってないかなとウィンウィンの顔を見ると、彼の目つきが少し鋭くなり、私をじっと見つめた。
「勘違いしないでほしい。
俺はそんな軽い男じゃないし、
女の子誘うのも今日が初めてだから」
「え？」
予想外の彼の言葉に
私は目を丸くして驚いた。
まぁ、こんなに綺麗だと女の子の方から寄って来るか〜とも思ったけど、彼の言葉をすぐには信用出来なかった。
なにせ、ジェヒョンも最初の頃は
よくそんなことを言っていた。
「、、信じられませんね、そういう言葉」
私がそう言うと、ウィンウィン困った顔で『まぁ、そうだよね』と返事をして私を見た。
その顔が本心なのか分からず、私はまだ彼に心を開く決心がつかなかった。
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ももの木(プロフ) - haruk1204さん» コメントをして頂き、ありがとうございます！今後もよろしくお願いいたします。 (2022年10月29日 23時) (
レス) id: 15bd7255da (このIDを非表示/違反報告)
haruk1204(プロフ) - 超絶楽しみです！これからどうなるのか凄いワクワクします！更新楽しみにしてます♡ (2022年10月26日 1時) (レス) id: d1652f67c1 (このIDを非表示/違反報告)
ももの木(プロフ) - 朽ちるズさん» コメントを下さり、ありがとうございます！お返しが遅くなってしまい申し訳ありません。今後ともよろしくお願いします♡ (2022年2月4日 17時) (レス) @page35 id: 013577f937 (このIDを非表示/違反報告)
朽ちるズ - 凄く面白いです〜♡ジェヒョンと主人公ちゃんとウィンウィンの三角関係めちゃくちゃ好きです♡！！！応援してます！！ (2021年11月14日 19時) (レス) @page34 id: 2e68ed41e7 (このIDを非表示/違反報告)
ももの木(プロフ) - 秋涼さん» コメントして頂き、ありがとうございます！この作品のウィンウィンを好きでいて下さって本当に嬉しいです！これからもよろしくお願いします！ (2021年8月23日 0時) (レス) id: 013577f937 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ももの木 | 作成日時：2021年8月4日 18時
