宝石箱 (ページ24)

今日:7 hit、昨日:169 hit、合計:131,638 hit

19 ページ24

.

｢A？｣

急に名前を呼ばれ、反射的に振り向くと

そこにいたのはテンオッパだった

｢オッパ、｣

tn｢カバーステージ悩んでるんでしょ？ヤンヤンから聞いた｣

どうやら話を聞くと、考えさせて欲しいと返事をした時
私は自分が思っている以上に顔が険しかったみたいで

残りの4人で話し合いをした結果とりあえずテンオッパを呼ぼうということになったらしい

tn｢ジェヒョニとのこと、気にしてるの？｣

｢うん、シズニの方が悲しむのにコラボなんてしてられないよ、
断るつもりだし私が好きなジェヒョニオッパは夢に向かってがむしゃらに踊ったり歌ったりしてる人、
ジェヒョニオッパが頑張る理由はシズニなんだよ。それなのにシズニの方を悲しませる理由に私はなりたくない｣

私が泣きながら弱音を吐くところを初めて見たからかテンオッパはびっくりしてた

でも少し考えてから

tn｢これ、テンから言うのは多分違うかもだけどAのために教えてあげる｣

tn｢このコラボメンバーにAを入れたの、ジェヒョニだよ、
セレはテンに憧れてるし今回の活動を誰よりも楽しみにしてたのもセレ、それにジェヒョニが見る限り1番テンの踊り方に近いのはセレだからって言ってた｣

嬉しかったし信じられなかった、オッパがそこまで私を応援してくれてたなんて

驚いて言葉も出ない私を見て少しニコってしたテンオッパは

tn｢まあテンはAの決めることを止めないし否定しないよ、でもまあ１個言いたいのは、好きなら好きって伝えてもいいってテンは思うな〜〜｣

｢え？？｣

tn｢ヘチャニとジョンウには話すのに、テンには話してくれないんだね。まあテン気付いてたからいいけどさ〜〜〜｣

｢いや、え？？！｣

急にぶっこんでくるテンオッパ、すっごく楽しそうだしニコニコしながら｢も〜水臭いな〜！｣なんて言ってくる

tn｢まあ、したいようにしな？あとジェヒョニも話したいことあるからって言ってたからここで待っててね、テンが呼んできてあげるから｣

｢じゃあね〜〜｣なんていいながら練習室を出ていくテンオッパと呆気に取られてなにも言えない私

自由奔放すぎて大変だけど、あの自由な猫さんにどうしようもないぐらい憧れてて一生着いていく！って決めてるのは紛れもない私なのだ

＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿