番外編：ジェヒョンくんが熱を出した�� ページ35
JH『いただきます』
『どうぞ〜』
JH『…』
『あれ？食べないの？』
JH『(あー)』
『え、そういうこと！？』
(当たり前じゃん！)
たまごとネギがたっぷり入った美味しそうなおかゆ。
Aが木のスプーンでひと匙すくえば、熱そうな湯気がわいた。
(うん、うまそう)
『ふーふー』
JH『(かわいい)』
『まだ熱いかな？ふーっ』
JH『…ちょっと食べてみてよ』
『えーこれジェヒョンくんのなのに…』
JH『大丈夫だから』
『じゃーちょっとだけ…うん、熱くないよ』
スプーンの３分の１ほどを食べたA。
そのまま宙に浮くスプーンにかぶり付けば、あっさりとした旨味が広がる。
JH『ん、美味しい』
『…ジェヒョンくん、本当に元気でしょ…』
JH『そんなことないよ、今にも倒れそう』
『わ、あつい〜』
寄りかかれば、やめてーと笑うA。
ふわりと香る柔軟剤の香りは、メンバーとは全然違くて。
一気に近づく距離に、心臓が高鳴る。
JH『…ごはんちょうだい』
『はいはい。もう、なんかジェヒョンくんいつもより甘え坊だね』
JH『かわいい？』
『うん、すっごく』
笑いながら、最後までご飯を食べさせてくれたA。
よく食べました！と頭を撫でられれば、急激に眠気が襲ってくる。
JH『んー…』
『寝ちゃダメ！お薬飲まなきゃ！』
JH『眠い』
『ダメだってば〜重い〜』
全体重をかける俺。Aはマネヒョンから受け取ったという風邪薬をエプロンのポケットから取り出すけど…俺が嫌いな大粒のカプセルタイプじゃんか。
JH『Aが飲ませてー』
『もう…はい、お口開けて』
JH『……そうじゃなくて、ちゅーで飲ませてよ、ドラマみたいに』
『(唖然)』
口をポカンと開けたまま固まってしまったA。
ここぞとばかりに、むき出しのカプセルを奪って放り込めば、慌てて俺を見やる。
『ちょっ！んっ』
JH『どこかな、クスリ』
水を含んでから始まった、深いキス。
薬を舌で探すふりをして水を彼女に送り込めば、細い喉がコクリと鳴った。
JH『えっろ』
『ジェヒョンくん、口あっつい』
JH『薬ある？』
『ん、』
涙目で俺を見つめながら、舌の上に乗せた薬をみせるA。
ちょーそそられるんですけど…
いただきます、と舌を絡めれば、自然と閉じる二人の目。
そして、チャイムの音。
…チャイムの音？
YT『…遅かったか』
TY『ちょ、何してんのーーーー！！！』
JH『……ちっ』
リーダーからこっぴどく怒られたジェヒョンくんでした。
END.
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smiley_heram(プロフ) - うわわわわわ！めちゃくちゃキュンとして思わず泣いちゃいました…本当にいつも感動をありがとうございます！いつも応援してます！ (2019年1月3日 17時) (
レス) id: 4d5c582579 (このIDを非表示/違反報告)
ルイ(プロフ) - やったー！大好きなお話だったので、続編嬉しいです！！楽しみにしてまーす( ^ω^ ) (2018年10月30日 21時) (レス) id: 9488cd6895 (このIDを非表示/違反報告)
メェネェ(プロフ) - とても好きな作品なので削除はつらいです。 (2018年10月27日 23時) (レス) id: f6ab9f70c2 (このIDを非表示/違反報告)
さーちゃん(プロフ) - このお話に出会ってからNCTを知ることができました。完全に削除するんじゃなくてパスワード限定公開とかにはしませんか？？このお話は私の精神安定剤です。わがままですいません。 (2018年10月26日 19時) (レス) id: fabce44eac (このIDを非表示/違反報告)
あき(プロフ) - 続編、番外編とても楽しみにしていたので残念です。何回も読み直したり楽しく拝見していたのでシリーズごと削除されるとのことでショックです…今後書き直して再度アップすることもないのでしょうか？ANAさんの作品が好きなので悲しいです。でもこれからも応援します。 (2018年10月26日 15時) (レス) id: da6d9d40c0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ANA
| 作成日時：2017年10月3日 14時
