番外編：ジェヒョンくんが熱を出した�� ページ34
TY『３８.７度…アウトだね』
とある日曜日の朝。
体温計を見て、ぎょっとした顔で一歩下がるテヨニヒョン。
昨日の夜から出ていた微熱が、朝になって急激に上がったようだ。頭が割れるほどに痛い。
JH『大丈夫です…と言いたいですが、今日の練習休んでもいいですか？』
JN『当たり前でしょ？何言ってんの。絶対安静だよ…』
TY『ちょっとマネヒョンに連絡してくる…日曜だから病院やってないよな…』
ブツブツと話しながら、スマホ片手に部屋を出るヒョン。
(はぁ、やっちゃった)
これから新曲の振り付けの練習があったのに。
こんな形で足を引っ張るなんて。
MK『ヒョン！ビニール袋に氷入れてきたんですけど、こんなんで大丈夫ですか？』
YT『ええよ。ジェヒョニのおでこに乗せてやって。あ、タオルでくるんでな』
マークがちょっと強めに置いた氷水を片手で支えながら、目を閉じる。
ありがたいんだけど、声が頭に響く…。
TY『あ、ジェヒョナ寝ちゃった？マネヒョンが薬持ってくるって』
JH『…わかりました』
TY『ん。ほら、みんな行こう。ジェヒョナ、ゆっくり寝てるんだぞ』
返事の代わりに小さく頷けば、パタンとしまった扉。
熱なんてどのくらいぶりだろうか。体調管理のできない自分に腹がたつ。
(マネヒョン…早く薬…ちょう…だい…)
・・・・
・・・
・・
・
(…水、)
どのくらい寝ていたのだろう。意識を失っていた体は汗でびっしょりで。
水分を求めてベッドを出る。
JH『ん？』
コトコト…
リビングから聞こえてきたのは、鍋を沸かす静かな音。
あの料理下手なマネヒョンが…？と疑いながらドアを開ければ、よく見知った顔が。
『あれ？起きたんだ、体調大丈夫？』
JH『A！？…ってあ、頭に響いた…』
『何してるのー。まだ熱あるのかな？』
エプロン姿でちょこちょこと近寄ってくるのは、正真正銘のAだ。
腕を伸ばして俺のおでこを優しく触れば、冷たい感覚。
JH『きもちいい…』
『そりゃあこれだけ熱ければね。マネージャーさんから電話きて驚いたよ？』
聞けば、仕事を抱えてるマネヒョンは俺だけのために残れないし、
かといって一人にするのも不安だから…と、Aが抜擢されたようだ。
(夢かな…ナイスすぎるマネヒョン)
寝るのももったいないし、ぼーっとする頭でソファに座る。
ご飯食べれる？と、おかゆを持ってきてくれたAは、今日も天使のように可愛い。
JH『何がなんでも食べます』
『元気そうでよかった〜』
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smiley_heram(プロフ) - うわわわわわ！めちゃくちゃキュンとして思わず泣いちゃいました…本当にいつも感動をありがとうございます！いつも応援してます！ (2019年1月3日 17時) (
レス) id: 4d5c582579 (このIDを非表示/違反報告)
ルイ(プロフ) - やったー！大好きなお話だったので、続編嬉しいです！！楽しみにしてまーす( ^ω^ ) (2018年10月30日 21時) (レス) id: 9488cd6895 (このIDを非表示/違反報告)
メェネェ(プロフ) - とても好きな作品なので削除はつらいです。 (2018年10月27日 23時) (レス) id: f6ab9f70c2 (このIDを非表示/違反報告)
さーちゃん(プロフ) - このお話に出会ってからNCTを知ることができました。完全に削除するんじゃなくてパスワード限定公開とかにはしませんか？？このお話は私の精神安定剤です。わがままですいません。 (2018年10月26日 19時) (レス) id: fabce44eac (このIDを非表示/違反報告)
あき(プロフ) - 続編、番外編とても楽しみにしていたので残念です。何回も読み直したり楽しく拝見していたのでシリーズごと削除されるとのことでショックです…今後書き直して再度アップすることもないのでしょうか？ANAさんの作品が好きなので悲しいです。でもこれからも応援します。 (2018年10月26日 15時) (レス) id: da6d9d40c0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ANA
| 作成日時：2017年10月3日 14時
