34話 ページ34
(お前が大好きなチゲを作ってあげたいって手を挙げたんだよ)
JH『おつかれ』
『！』
22時05分。
着替えをすませたAが裏から出て来たのを確認して声をかける。
驚いた顔を見せたけど、はじめから送って行くって伝えてたから、素直に隣に並んで来た。
『アジュンマ、おつかれさまでした、おやすみなさい』
『はいはーい、今日もありがとうね！ジェヒョナや、頼んだよ』
JH『わかってる。おやすみアジュンマ』
少しだけ開けた店の扉から二人して覗き込んで、アジュンマに別れを告げる。
『っくしゅん！』
JH『寒い？』
『あ〜かふん、かふん。だいじょぶ』
(かふん、って。花粉症なんだ？笑)
そりゃあ花粉はあるだろうけど、４月なのにまだ寒い今日。
昼間と夜・朝の寒暖差が激しい韓国では、Aの上着じゃ単純に寒いだろう。
JH『花粉は遮れないかもだけど』
『わっ』
JH『女の子は身体冷やしちゃだめだよ』
着ていたデニムジャケットを、俺よりも小さな背中に被せる。
腕を通していないのにすっぽり収まるから、なんだか滑稽で笑ってしまった。
JH『あはは、でかすぎ』
「〜〜〜ジェヒョンくん、ずるい…」
JH『？』
ただでさえ小さくて歩いていると表情は見えないのに、うつむいてしまったから本当に見えるのはAのつむじだけ。…てか今日本語話したけど、何て言ったんだ？
JH『A？どーしたの？』
『な、なんでもない』
JH『ふーん？あ、バブルティー飲まない？』
『バブルティー？』
JH『知らない？タピオカが入ったやつ』
『？あーっタピオカ！韓国にも、あるんだ！』
一気にキラキラと目が輝く。俺は結構、この顔が好きだ。
マスクと帽子をもう一度確認してから、店内へ入る。
JH『俺チョコ』
『チョコ！？チョコってなに！？すごーい！！！』
JH『テンション高すぎ(笑)』
『え〜〜！どうしようかな、どれが、おいしい？』
JH『チョコだけど…ストロベリーとか？』
『あ〜〜う〜〜ん！！たしかに〜でも…う〜ん』
JH『いつでも来れるから、１番左端のやつにすれば？(笑)』
『さすが…！えーっと、”ミルクティー”！』
JH『よく読めました』
『勉強、してるもん』
受け取ったバブルティーの大きさにビックリしつつも、美味しそうに飲み歩くA。
こうしてみると、な、なんかカップルみたいじゃないか…？
『ジェヒョンくん』
JH『ん？』
『チョコバブルティー、のんでみたいっ』
JH『いいよ〜……って、え？』
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あとむ(プロフ) - 是非是非続きを書いてください！！毎回めちゃくちゃ楽しみにしてます!!!!!! (2017年10月2日 22時) (
レス) id: 00cb297c2f (このIDを非表示/違反報告)
は。(プロフ) - いつも更新楽しみにしています★是非是非！続きお願い致します！！ (2017年10月2日 20時) (レス) id: 81f6a51ace (このIDを非表示/違反報告)
ルミ(プロフ) - 読みたいです！この作品大好きなので続けてほしいです。いつまでも待ってるので続き書いてくれると嬉しいです！！お願いします！！ (2017年10月2日 20時) (レス) id: 16dfec7bec (このIDを非表示/違反報告)
KAORI(プロフ) - 是非続きをお願いしたいです！毎回ワクワクしながら読ませていただいてますし、何回も読み直しています。二人のこれからがとても気になります！！宜しくお願いします！ (2017年10月2日 19時) (レス) id: 4a4a6be8af (このIDを非表示/違反報告)
りり - 毎回楽しみに読ませて頂いてます〜！ジェヒョンだけじゃない他のメンバーの会話も凄く好きです！是非ご自身のペースで完結まで書き続けて欲しいです^^ (2017年10月2日 10時) (レス) id: 43ac158a05 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ANA
| 作成日時：2017年1月3日 23時
