17話 ページ17
DY『…ヒョナ？』
JH『…』
DY『ジェヒョナ！』
JH『えっ』
DY『“えっ”じゃないよ、“えっ”じゃ！何度も名前呼んでるんだから返事くらいしてよ！』
JH『す、すみません』
DY『もー。最近ぼーっとしてるけど大丈夫？Uのセンイルパーティーなんだからしっかりして』
JH『…あ』
ドヨンヒョンの声でハッとして辺りを見渡せば、なぜか俺は衣装を着ていて、ステージの上に立っていた。そうだ、今日はNCTUのデビュー１年記念日。あと数時間後には、目の前の座席に沢山のファンが詰めかけるんだ。
(最近ぼーっとしてるけど大丈夫？しっかりして)
いつもの笑顔じゃなくて、真顔で注意してきたヒョン。
なんだか急に恥ずかしくなって、俯いてしまった。すると、誰かにそっと腕を引かれる。
TN『そんなに怒っちゃだめだよ〜。ジェヒョナ、こっちおいで』
JH『…テンヒョン』
DY『ちょ、どこいくのっ』
リハを少しの間とめてもらい、ステージ袖へテンヒョンとはける。
置いてあった箱馬に二人で腰掛ければ、マネヒョンが無言でスポーツドリンクを渡してくれた。
(はあ、…どうしちゃったんだろう)
TN『このあいだ、宿舎で揉めたって聞いたよ』
JH『…』
TN『僕がいない間にどうしたの？本当に最近元気ないよね？』
JH『…そんなことないです。元気です』
TN『ユタヒョンとケンカでもしたの？』
JH『違いますよ…』
TN『ジェヒョナはいつも無理するからなー』
JH『してませんっ』
もらったスポーツドリンクのボトルを、両手でギュッと握る。
浮かび上がる水滴は冷たくて、ズボンで拭いたら衣装さんに睨まれた。
(ああ、もう)
JH『ていうか俺普通ですし、マジでヒョンに心配されること何もありませんからっ。ちょっと寝不足でぼーっとしてただけです。もう大丈夫なんでっ』
TN『…ジェヒョン、』
勢い良く立ち上がれば、少し感じるめまい。
沢山寝たはずだ。寝不足なんて嘘だよ。
でも、どうして気持ちが入らないんだろう。
(あそこのメシが食いたい…)
TY『ジェヒョナ』
JH『…はい』
TY『大丈夫なんだな？』
JH『っ、もちろんです』
TY『それじゃあ、もう一度リハーサルお願いします』
MK『お願いしまーす』
リーダーの合図で、流れてくる音楽。
身体は勝手に、染み付いたダンスを踊る。
無言のままだったテイルヒョンが、何か言いたげに俺を見ていたのは、きっと気のせいじゃない。
(ジェヒョナ)
(はい)
(アイス食べに行かない？)
(…はい？)
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あとむ(プロフ) - 是非是非続きを書いてください！！毎回めちゃくちゃ楽しみにしてます!!!!!! (2017年10月2日 22時) (
レス) id: 00cb297c2f (このIDを非表示/違反報告)
は。(プロフ) - いつも更新楽しみにしています★是非是非！続きお願い致します！！ (2017年10月2日 20時) (レス) id: 81f6a51ace (このIDを非表示/違反報告)
ルミ(プロフ) - 読みたいです！この作品大好きなので続けてほしいです。いつまでも待ってるので続き書いてくれると嬉しいです！！お願いします！！ (2017年10月2日 20時) (レス) id: 16dfec7bec (このIDを非表示/違反報告)
KAORI(プロフ) - 是非続きをお願いしたいです！毎回ワクワクしながら読ませていただいてますし、何回も読み直しています。二人のこれからがとても気になります！！宜しくお願いします！ (2017年10月2日 19時) (レス) id: 4a4a6be8af (このIDを非表示/違反報告)
りり - 毎回楽しみに読ませて頂いてます〜！ジェヒョンだけじゃない他のメンバーの会話も凄く好きです！是非ご自身のペースで完結まで書き続けて欲しいです^^ (2017年10月2日 10時) (レス) id: 43ac158a05 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ANA
| 作成日時：2017年1月3日 23時
