15話 ページ15
学生の頃から注目されてた俺にとって、デビューしてからも気にせずいられるって場所は、とても重要だったんだ。
JH『ただいまー』
MK『あ、ヒョン帰ってきた』
HA『ヒョン！遅いですよっ』
宿舎のドアを開けた瞬間、待ってましたと言わんばかりに出迎えたマンネ組。
たくさんチゲをくったからか、ほかほかしてる身体は逆に少し暑いくらいで、すぐに上着を脱ぐ。
JH『遅い？まだ22時じゃん』
HA『それが、結構怒ってましたよっ』
JH『怒る？誰が？』
TY『俺だよ』
JH『て、テヨニヒョン』
TY『いつも夜どこ行ってるの…プライベートだし見逃してたけど、そんな毎晩遅く帰ってくるようじゃ心配にもなるでしょ？…今日こそは吐いてもらうよ』
JH『(ゆ、ユタヒョンっ)』
YT『(ごめん、ムリ)』
JN『えっ……やっぱり女！？』
DY『やっぱりかー』
JH『なんか人聞き悪いっ』
YT『でも本当に普通の飯屋さん？バーじゃないの？』
JH『本当に普通の飯屋だってばっ』
行きつけの飯屋の常連とすこーしだけ仲良くなった。
そいつは留学生で性別は女。俺のことは全く知らない。
(つまり友達とメシくってただけだ！悪いか？)
そんな気持ちをメンバーに目で訴えれば、リーダーが静かに口を開く。
TY『その子が本当に俺たちのことを知らないって確証はあるの？』
JH『え…？』
TY『実はファンだったり、ほら…EXO先輩たちにもいたでしょ？ファンなのに隠し通してスタッフになって、結局盗難がバレてクビになった人』
JH『…そんな、』
DY『ジェヒョナは案外にぶいもんなー。盗撮とかされてるんじゃないの？』
HA『席を立った瞬間に箸パクられてたり？きゃー怖いっ』
JH『Aはそんなんじゃない！！』
しんっとなるリビング。
声を張って怒鳴ることは滅多に無いから、メンバーの顔が驚きで染まったのを感じた。
今…俺…
JH『な、なんてね〜っ！確かに、気をつけなきゃだよね〜』
YT『ジェヒョナ…』
JH『もういかないからさ！安心してよ！』
MK『ヒョン、』
JH『なんか疲れたから、もう寝るわ、お先に』
TY『…』
自室の扉を閉めて、大きく息を吐く。
JH『…何してんだろう、俺』
夢を見ていた気分だったんだ。こんなに心地いい空間なんてあるのかって。
学生時代に女の友達なんて、いなかったから。
でも
知らないふりなんていくらでも出来るじゃないか。
あいつが俺を騙そうと、していたのかも、
(ジェヒョン、コーラ、のむ？)
それなのに、どうしてこんなに心が苦しいんだろう。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 2162人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「NCT」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
あとむ(プロフ) - 是非是非続きを書いてください！！毎回めちゃくちゃ楽しみにしてます!!!!!! (2017年10月2日 22時) (
レス) id: 00cb297c2f (このIDを非表示/違反報告)
は。(プロフ) - いつも更新楽しみにしています★是非是非！続きお願い致します！！ (2017年10月2日 20時) (レス) id: 81f6a51ace (このIDを非表示/違反報告)
ルミ(プロフ) - 読みたいです！この作品大好きなので続けてほしいです。いつまでも待ってるので続き書いてくれると嬉しいです！！お願いします！！ (2017年10月2日 20時) (レス) id: 16dfec7bec (このIDを非表示/違反報告)
KAORI(プロフ) - 是非続きをお願いしたいです！毎回ワクワクしながら読ませていただいてますし、何回も読み直しています。二人のこれからがとても気になります！！宜しくお願いします！ (2017年10月2日 19時) (レス) id: 4a4a6be8af (このIDを非表示/違反報告)
りり - 毎回楽しみに読ませて頂いてます〜！ジェヒョンだけじゃない他のメンバーの会話も凄く好きです！是非ご自身のペースで完結まで書き続けて欲しいです^^ (2017年10月2日 10時) (レス) id: 43ac158a05 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ANA
| 作成日時：2017年1月3日 23時
