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ジョンウ 「いい？しっかりと周りを見て行動しないと、人間にぶつかったら終わりだからね？
引き締めて付いてきてね？」
『了解です！』
そう、私たち天使は人間と触れ合ってはいけない。
少しでも人間と触れ合ってしまえば、…まだ教えられてないけど
とにかくやばいことになってしまうらしい。
だから、アールへ行く予定がなくてもその人間は強制連行される。
そして、何の罪もない人間を強制連行した天使は重い罰が与えられてしまうのだ。
『…ここが人間界、』
通りすがる人間達は耳に線のようなものを付けて歩いていた。
ジョンウ 「最近の人間はイヤホンというものを耳につけているから、アール行きが多いんだよなぁ…」
先輩が言うには、イヤホンから音が聞こえているそうで
ちょっとした音では気付きにくいらしい。
『それにしても、みーんな板みたいものをずっと見てるね？』
ジョンウ 「あれもアール行きの原因だよ。
スマホって言うんだ。」
…スマホ。
スマホから愛は学べるのだろうか。
余計なことを考えながらスマホを持つ人間を通り過ぎる。
『…ん？もしかして』
持っていた本を開くと、先ほど通り過ぎた人間が
今日アールへ連れて行くイ・マークと顔がそっくりだった。
先輩は先へと歩いていくが、この人間は絶対にイ・マークだ！
初めての人間界でお迎えできました！ってことになれば…、
頭の中は馬鹿なことでいっぱいだった。
私だって、早く一人前になりたい。
人間と仲良しな天使になりたい。
その一心で彼に近づいて行く。
『…きゃっ！？』
今までスマホから目を離さなかったイ・マークがいきなり私へと向かって走り出した。
MK「…大丈夫ですか？」
膝には鈍い痛みが走る。
アールへ行く予定のイ・マークは
何故か私とばっちり目を合わせていた。
『…私が見えるの？』
彼の茶色い髪が風でなびく。
ふわっと香る人間の匂い。
とびきりに良い香りだった。
ジョンウ 「…A、！！」
ーーーーーーーー
今思うと不思議で仕方ないけれど
何故かあなたを守ろうとして、咄嗟に嘘をついてしまったの
そして、あなたには
『私が見えないフリをして』
ってお願いをした
そして、私はあなたから沢山の「愛」を教えてもらうことになる。
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jj(プロフ) - きよさん» きよさんこんばんは。嬉しいお言葉ありがとうございます☺️緩やかな更新ではありますが、暖かな目で見ていただけるとありがたいです。 (2021年10月5日 21時) (
レス) id: 8106d5d01c (このIDを非表示/違反報告)
きよ - 凄く気になります。応援してます (2021年9月28日 21時) (レス) @page5 id: 6a5fa5ea77 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：jj | 作成日時：2021年9月24日 17時
