私のオッパ達【BTS】-8- 完

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ピッピッピッとなる機会の横で、目を瞑り眠るジョングギオッパ。








命に別状は無く、刺された場所も深く無く小さなキズだったらしい。








でも意識が飛ぶほどの痛みで、三ヶ月間オッパは眠ったままだ。










『…』










静かな病室で、私も静かにオッパを見つめる。












HS「A」









突然背後から呼ばれ勢いよく振り向くと、
コンビニの袋を持ったホソクオッパと
ナムジュニオッパが扉の前で立っていた。














『オッパ』









NJ「扉の音に気づかないほど、何か考えていたのか？」








『…』









ホソクオッパから袋を受け取ると、中身はおにぎりやらパンやら食べ物が入っていた。












HS「三ヶ月間ろくに食事も取ってないみたいじゃん」





『食べてたよ。キャンディと水』




NJ「ちゃんとしたご飯も食べなさい」




『だって…』













食べれるわけないよ。

私のせいでオッパが刺されて、三ヶ月眠ったままだなんて。











食が喉を通るわけない。


















NJ「ホソク」



HS「わかった」










ナムジュニオッパがホソクオッパの名前を呼ぶと、
ホソクオッパは座っている私の腕を掴み立ち上がらせた。











HS「行こうか」



『え？』








いつの間にはホソクオッパの手には私の荷物と羽織ものが。







流されるがままホソクオッパに引っ張られ病室を出た。



















出てすぐ、私はどこに行くのか分から無いからオッパに問いかけた。










『オッパっ！どこに行くの？』




HS「息抜きだよ」









オッパ達が乗ってきたであろう車に乗せられ、エンジンがかかる。

















車が走り出して少ししてから、オッパが口を開いた。











HS「三ヶ月間グクのそばにずっといてくれてありがとう」



『え？』
















HS「グク、もうすぐ目を覚ますだろうって。
お医者さんが」








そう言って私に笑いかけるオッパ。











HS「すぐにじゃなくても目を覚ますんだから、そんな不安そうな顔はしないでよ。ね？」







左手はハンドルを掴んだまま、オッパは私の頭を優しく撫でた。










HS「さて、気づけばあっという間に春になったから暖かいね〜」







日差しが差し込む車内は、暖房を付けていないのに暖かい。



















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