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「あー、眠い、せんぱーい、眠いです〜」
『ちょ、お前酔いすぎやて、』
あぁ、意識が朦朧とする、
まぶたが重い。
酔うと眠くなるのが私のパターン。
『Aー、寝たらあかんよ？』
「えぇ、無理です〜｣
『無理ちゃうてー、家帰って寝えよ。』
「眠くて動けないです」
『家連れたったるから住所言って』
「んー、何だったけ〜住所ー、んー」
あわ、もうダメだ。
限界。
わたしは、そこで意識を手放した。
……………………………………
「ん、…」
明るい…からきっと今は朝だ。
起きなきゃ、って体を起こすと
なんとも、見慣れない風景。
「はっ？！」
いやいや、ちょっと待てよ？
ここどこ？！
なんて思ってると空いた扉。
『あ、起きた？』
「えぇ？！」
『んやねん、朝から大きな声出すなや、笑』
「いや、え？は？」
『いや、テンパりすぎな笑
昨日のこと覚えてへんの？』
「いや、飲んで、酔って眠くなってまでしか…」
『嘘やん…昨日あんな事したのに？
あんなに激しい夜やったやんか〜』
なんて、にやにやしてる先輩。
は？
嘘でしょ
いや、服きてるし。
「先輩、冗談はよしましょ。」
『や、そんなガチのトーンで言うなや。笑
冗談やんか、』
「ほんと、笑えない冗談ですよ」
もう、高校の時と変わらず変態なんだから、先輩ってば。
「…で、昨日は…」
『普通に、酔って寝ちゃったから、住所聞いても答えへんし、家送りたくても送れへんから連れて帰ってきただけやで。
なーんもしてへん。』
「よかった、ごめんなさい、迷惑かけて。」
『や、えーよ。
ま、朝ごはんできてるし、リビングおいで。』
あ、たしかにいい匂いだ〜
先輩料理とかするんだ。
そこに若干驚きながら
リビングへと向かった。
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作者名：凜 | 作成日時：2017年12月16日 23時
