12月8日 〜それぞれの証拠探し〜 ページ29
陣平と研二は3階の全ての部屋を担当。
研二「でも陣平ちゃんが大人しく犯人を帰すなんてねぇ。」
陣平「まぁ…。ガラス片から確実にあいつの犯行なんだろーけどよ。犯人にしちゃ不自然だったし…。Aがそう言ったからな…。」
研二「へぇ。陣平ちゃんがねぇ。珍しい…。やっぱAには素直だな。」
陣平「黙れ萩原。とにかく証拠探しするぞ。」
研二「だねー。」
この2人は広い一室に入ってドアを閉め、捜査開始。
『翠零くん。広い…めんどい…もうあのガラス片でいいじゃん…。』
翠零「言い出しっぺは誰ですか‼︎他でもないA先輩ですよね⁉︎」
翠零が呆れる。
『そーだけどー…。めんどいんだもん‼︎』
翠零「子どもかよ…。」
『ねぇ、翠零くん。お願いがあるんだけどさぁ。』
翠零「なんですか?あ、1人で2階やれとかだったら無理ですよ。」
『そんなんじゃないって〜。翠零くんさ、萩のこと「萩原隊員」って呼んでるじゃん?萩さ、もう「隊員」じゃないのよ。だから萩原刑事か萩って呼んであげてよ。』
翠零「え?…いいですけど。」
『あともう1つ。私とか陣平とかに敬語じゃなくていいよ。堅っ苦しいっていうか…。』
翠零「でも一応先輩ですし…。」
『これ先輩命令。陣平もタメ口で話してほしいって言ってたから。』
翠零「…先輩命令なら。わかりました。」
2人はその後黙り込んで真剣に探し始めた。
零、景光、班長はようやくカウンターを探し終え、1階の部屋を探し始める。
景光「それにしても広いね…。Aと松田がオレら呼んだ理由わかったなぁ。」
班長「そうだな。3人でこのカラオケ店探し終えるのには少なくとも半日はかかりそうだしな。」
3人は一室に入り、ソファーなどをひっくり返して探す。
班長「特に証拠になりそうなものはないな。」
零「まだ探す価値はあると思うが…。」
陣平と研二はようやく次の部屋を探し始める。
研二「陣平ちゃーん。もう俺疲れた〜。」
陣平「探せハギ。サボったらしばくぞ。」
研二「陣平ちゃんこわぁい。」
陣平「キモい。」
2人は仲良く話しながらの証拠探し。
研二「まあ、これと言って証拠になりそうなものはないけどね…。」
陣平「そうだな。これ…もしかしたら無意味かもな…。」
研二「え?なんか言った?」
陣平「なんも言ってねぇよ。」
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鶯 御飴 - 狼闇月夜さん» 本当にありがとうございます‼︎他の作品もぜひ読んでください。 (2月12日 10時) (レス) id: 8b7eb4bb5c (このIDを非表示/違反報告)
狼闇月夜(プロフ) - 完結、お疲れ様でした。警察学校組のことは最初は降谷さんしか知らなかったのですが、姉や『5人を救いたい』で、より知ることが出来ました。ありがとうございました! (2月12日 6時) (レス) @page41 id: 8a4df36fb7 (このIDを非表示/違反報告)
鶯 御飴 - 今日は伊達班長の命日です。( ´△`) (2月7日 7時) (レス) id: 8b7eb4bb5c (このIDを非表示/違反報告)
狼闇月夜(プロフ) - 瑠碧さん» ありがとうございます! (2月6日 21時) (レス) id: 8a4df36fb7 (このIDを非表示/違反報告)
瑠碧(プロフ) - 狼闇月夜さん» 通りすがりの者(?)ですが…お誕生日おめでとうございます! (2月6日 19時) (レス) id: e9e591c632 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:鶯 御飴 | 作成日時:2023年12月28日 18時