五人を救いたい

12月8日　〜事件は続く？〜 ページ25

翠零「えっと…なんで死亡推定時刻がわかったんですか？話してませんよね？」


あかり「は⁉︎それは…。本当は…瑚々実(ここみ)から連絡もらってたの。南が殺 されたって…。」


その発言に全員が驚く。


『知ってたんですか？』


あかり「ええ。瑚々実は現場にいて、警察から死亡推定時刻とかも聞いてたからそれをそのまま教えてくれたの。」


陣平「…じゃあなんで来なかったんだよ。現場に。」


あかり「行ったら犯人だって疑われるかもしれないでしょ⁉︎」


『成程ね。』


A(でもこのガラス片…間違いなくあかりさんが犯人だっていう証拠…。)


『陣平、もう少し証拠探してみよう。もしかしたら…。』


陣平「ああ。そうだな。悪い翠零。そいつ、家まで送り届けてくれ。」


翠零「はい！…あかりさん、お時間とってすいません。」


あれこれ考えるA。


あかりはその横を舌打ちして通って行った。


陣平「感じ悪いな。とにかく証拠探すか。」


陣平も床にしゃがんで証拠集めを始めた。


『やっぱり犯人は間違いなく近衛あかり。証拠はこのガラス片…。』


そこに翠零も戻って来て一緒に証拠集め。


翠零「にしてもこのカラオケ店、広いですね。3人だけじゃ時間が…。」


『そうだね…。ねぇ、陣平…。』


Aが声をかけると陣平は手を動かしたまま


陣平「なんだよ。」


と返事。


『私自動車警ら隊だから事件解決する部署じゃないの。だからパトロールに…。』


陣平「戻りてぇってか？ふざけてんのか？」


『ごめんなさい。』


陣平「ったく。」


ため息をついてスマホを取り出す陣平。


『え？何するの？』


陣平は誰かに電話をかけた。


陣平「俺、陣平。……ああ。厄介？な事件でよ。……おう。でパトロールを……。サンキュ。じゃあな。」


翠零「松田刑事、誰に電話…？」


陣平「狭霧御雪だよ。Aと翠零。2人はこの事件の捜査に協力。パトロールは別の奴向かわせたってよ。」


『あっそ。どうせ陣平が頼んだんだろうけど。』


翠零「松田刑事と仕事とか…。俺今日死 んでもいいかも。」


陣平「翠零。今死 ぬなよ？翠零この事件の犯人捕まえれそうだから。」


翠零「マジですか⁉︎がんばります！」


翠零は勢いよく返事。


証拠集めに必死になる。


『ねぇ陣平。私の部下に変な事吹き込まないでよ。』


陣平「別にいいだろ。」

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