五人を救いたい

12月8日　〜事件先にいるのは〜 ページ21

Aと翠零がパトロールをしていると、無線から連絡が。


無線「〇〇町5丁目のカラオケ・ミサキで事件発生。至急向かってください」


翠零「了解。」


翠零が返事するのと同時にAはアクセルを踏み込む。


翠零がパトライトを光らせる。


パトカーの音で道を開ける車たち。


翠零「ちょっ、A先輩飛ばしすぎです。」


『早く行った方がいいでしょ？』


時速は80キロ。


翠零「前の車、道を開けてください。パトカーが右折します。」


このままでは事故りそうだと思った翠零がパトカーの進行方向を伝える。


『ナイス翠零くん。舌噛むなよ。』


Aはスピードを落とさず右折。


翠零「危な…。」


2人はカラオケ店、カラオケ・ミサキに到着。


コナン「あれ？A刑事？どうしてここに…。」


警察手帳を見せ、現場に入ったA。その先にいた江戸川コナンが聞く。


『どうしてここに…じゃないでしょ。警察官だから‼︎それよりホームズくんはまた探偵ごっこ？』


コナン「ごっこじゃないよ。探偵だし…。」


翠零「え？え？A先輩、子供が現場にいてもいいんですか？」


翠零は状況理解に手間取る。


Aは被害者の身元ができるものを探しながら答えた。


『この子はいいの。ホームズみたいに頭がよくて推理力高いし…。』


翠零「いや。その子は俺も会ったことあるし推理力高いのも知ってるからいいんですけど…。」


『え？』


翠零「あの…この子供達は？」


翠零は元太、歩美、光彦、哀を指差して言った。


『⁉︎いつの間に…。こら、君たち。現場には入らないで。現場を荒らされたら困るから。』


Aは探偵団に気付いて元太に言う。


元太「別にいいじゃんかよ。現場荒らす気なんてねぇし…。」


光彦「そうですよ！僕たちは少年探偵団。事件を解決するために来たんです。」


歩美「そうだよ！犯人を捕まえるんだから。」


3人が反論する。


『江戸川乱歩…。私はコナンドイル派。ってどうでもいいや。とーにーかーくー‼︎子供は現場に入ったらいけないの‼︎これは警察の仕事。あんまりそうやってると公務執行妨害になりかねないよ。』


光彦「大人気ないですね。」


陣平「大人気ないとかじゃねぇんだよ。現場に入ったらだめっつーのがルールなんだわ。テメェらの親マジでパクる(逮捕する)ぞ。」


『陣平‼︎』 翠零「松田刑事‼︎」


Aと翠零が同時に陣平を見る。

12月8日　〜大人気ない？〜→←1月23日　〜作者からのお願い（しつこくてごめんなさい）〜

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す