超特急のお気に入り

◯Be amazed ページ9

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『ちょ！稜雅さん何やってるんですか！

ここは攻めるべき所ですよ？！

女はいつだって強引な男にひかれるんですよ！』



稜雅「いや、絶対ここは無難に返すべきだって！

俺嫌われたくない！」



『何女々しいこと言ってんですか！

そんなんだからいつまでたってもガリガリなんですよ！』



稜雅「いやガリガリは売りでもあるからね？！？！

担当だから！俺、ガリガリ担当だから！」




ゲームを進め出して一時間程、

初めの若干の遠慮は遠に消え去り



二人共好みが同じなのか

黒髪ロングで氷魔法を操る魔法少女

アスカちゃんを攻略するのに必死になっていた





ーピンポーン



稜雅「あ、Amaz◯nだわ。

ごめんAちゃん受け取っといて？

印鑑そこの引き出しにあるから」



え？！？！何何何！

この人ゲームになると人変わりすぎじゃない？！



『人使い荒い…』



稜雅「キタァ！！これ絶対脈あるよね？！

アスカちゃんと公園デート…ぐふっ、あ、やべ

よだれ出てた」




そして果てしなく私


キャラが私


大丈夫なの超特急のリーダー…




ーピンポーン




あぁ！もううっさいなぁ！


宅急便のお兄さんも不在届とかだるいんだろうな




えーと印鑑…これか


まさか私が船津の印鑑を押す日が来るとは…


なんか感激…



ーガチャ




『はーい！お疲れ様で………あ。』



拓弥「？！…この前の女…」



ぱっちりとした丸い目をさらに丸くさせる拓弥様




扉の向こうには宅急便のお兄さんではなく


超特急のツンデレ坊やがいた…




拓弥「え…お前稜雅とどうゆう関係なんだよ…」



声色から読み取れる…


まさに彼は怒っていらっしゃる




『た、たまたま同じゲームが欲しくてですね！

一緒にしているんです…』



拓弥「…ハァ、ありえねー…おい！稜雅！」



呆れ台詞を吐いて


家に上がり込んできた拓弥さん



私拓弥さんからの印象ひたすら悪くない？！大丈夫？！




稜雅「あ。拓弥どうしたの？」



拓弥「どうしたのじゃねぇよ。

なんでまたあの女と関わってんの？」



稜雅「関わってるっつーか…ゲームしてるだけですが…」



拓弥「は？家あげてんだぞ？関わるとおんなじだろ？！」



『そうだよ拓弥さん。
稜雅さん凄いゲーム絡むと馬鹿になるんだよ…

なんかもうさっきからすごい気持ち悪いもん。』



稜雅「君酷くない？」



拓弥「…ハァ、やってらんねー…」



拓弥さんは呆れ上がりドカッとソファに座った






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