◯Powerlessness 4 ページ49
祐基side
『…っ、』
拓弥「わ、悪い…本当言い過ぎた」
あーぁ、拓弥が泣かした
稜雅「…ちょ、拓弥。一旦外行こ」
流石に見兼ねた稜雅が拓弥を外に誘う
成る程、これは稜雅は拓弥の好意に気がついているのか相談相手といったところかな〜〜
祐基「いってらっしゃい〜」
ほーんと、みんながみんな不器用で必死過ぎるんだよ…
もうちょっとさ上手に生きられないもんかな
『…っ、ぐす』
特に君
祐基「大丈夫?Aちゃん」
未だに下を向く彼女の頭を撫でる
『…あ、すみません』
パッと顔を上げた彼女は意外と吹っ切れたような顔をしていた
…え、あそう。そうゆう感じ?
祐基「なんか、整理ついたみたいだね笑」
『拓弥さんの言葉で目が覚めました
…私、自分が頭悪いこと忘れてました』
エェー…なにそれ
『…太陽に対する気持ちも
匠海に対する気持ちも
正体は分からないけど、焦っても仕方ない』
なんかあれだね
本当、馬鹿…
祐基「Aちゃんって…何でそんなにも目を開けて生きれないの?
俺からしたら君も拓弥も目を瞑ったまま全力疾走して壁にぶつかって…って当たり前の道理繰り返してるようにしか見えないんだよね」
『…祐基さんって猫被りさん?』
祐基「いや…気になるんだよね凄く」
目を開けて歩けば何にもぶつからないで済むのに
『……………えぇ、壁?ぶつかる?わ、私ドMなのかな笑』
あ、そうか
この子馬鹿なんだった
祐基「はは」
『でもなんだろう、ぶつかってその痛みが生きてるって感じさせるような痛みだったら…
私は人生で必要なんだと思います』
祐基「何、分かってんの?」
『?
ハァ〜さっきの拓弥さんの激怒最高だった…
何が最高かって拓弥さんの唾を頭から浴びる勢いで…』
祐基「本当に理解できない」
『いいもん!』
理解できないよ
君のこと
掴めないよ
本当は君はどっち側の人間なの?
今日の君は
唐揚げを頬張る馬鹿面がとっても可愛いくてら
太陽からのLINEをみる寂しげな表情が色っぽかった
君は本当に何なの?
『あー熱い』
祐基「酔った?」
熱を計ろうと伸ばした手を掴まれた
『んー…祐基さんって……ちょっと寂しい人?』
…君は知らなくていいことを知る
.
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ぽんちゃん(プロフ) - タムラさん» 嬉しいです!めちゃくちゃ嬉しいです( ; ; )これからも御付き合いお願い致します!!!泣 (2018年3月20日 11時) (レス) id: 3ce5f7ad9d (このIDを非表示/違反報告)
タムラ(プロフ) - 作品にコメントさせていただくのは初めてなのですが、すごく好きな作品なので思い切ってコメントさせていただきました。続き楽しみにしてます。 (2018年3月20日 8時) (レス) id: de00bc7356 (このIDを非表示/違反報告)
ぽんちゃん(プロフ) - 雛稀さん» わぁぁ!ご心配お掛け致しました!なかなかに凹んでました笑笑 お気遣いありがとうございます!うれしいです( ; ; ) (2018年2月2日 10時) (レス) id: 3ce5f7ad9d (このIDを非表示/違反報告)
ぽんちゃん(プロフ) - こっこさん» ありがとうございます! これからもお付き合いいただけると嬉しいです(^。^) (2018年2月2日 10時) (レス) id: 3ce5f7ad9d (このIDを非表示/違反報告)
雛稀(プロフ) - ぽんさん大丈夫ですか?コーイチ脱退の件があるので心配です。 (2018年1月19日 23時) (レス) id: 54120917a4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ぽん | 作成日時:2017年9月17日 23時