【ツイステ】Onlookerの尊愛【男主】

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貴方side

ポスターを睨むこと十数秒、Jの笑い声で確信して、お三方に声をかける


貴:ちょっと待っててください。


言うだけ言って返事も聞かずに、自室に向かう。もちろん、空間から化粧水を出すためだ


人前で空間魔法なんか使ったら、俺が異常だってバレちゃうからな


部屋に戻って爆睡かましてる憎たらしいくそどもとびしょ濡れになった俺のベットをみて苦笑した


ため息を吐きながらまぁもういいや、と諦めて、空間から化粧水を出した


三本セットだったようで、透明な袋に三本、新品の化粧水が入っている


それを持って小走りで戻る


そして談話室で律儀に待ってくださっていたアズール寮長に手渡した


貴:はい、これですよね？どうぞ。

ア:………え！？どうしてこれを貴方が持っているんです！？

フ:クリオネちゃんってぇ、化粧水使うの？

貴:いいえ。これは俺の保護者が送ってきたんですよ。「暇つぶしで応募したら当たったからあげる」ってね。

ポムフィオーレ寮の友人にでもあげろ、との話でしたけど、残念なことにポムフィオーレ寮に友人はいないので。使いませんし、差し上げますよ。


もちろん、タダではありませんが。


ニッコリと微笑んで見せれば、アズール寮長は眼鏡をくいっ、としてから微笑んだ


ア:何が目的ですか？

貴:嫌だなぁ、目的だなんて……ただのお願いですよ。いいですよね？アズール寮長。化粧水、欲しいんですもんね？

ア:…いいでしょう。この私に取引を持ちかけて来る所が気に入りました。で？願いは何です？

貴:そんなに警戒しないでくださいよ、寮長。俺はただ……ただ、マジフト大会の時に……

俺とジェイド先輩とフロイド先輩とで、出店を一緒に回って欲しいだけです！！！

ア:え……そ、そんなことでいいんですか？？期末テストの範囲だとかじゃなくていいんです？

貴:そんなこと？？？？？大変お忙しいお三方と一緒に回れることがそんなこと？？？


なに言ってんの？？？と本気で思って言ったら驚かれてこっちが驚いた


フ:クリオネちゃん変わってるねえ。

ジェ:僕はてっきり、一緒に飛んで欲しい、と言い出すのかと思っていたのですが。

フ:なにそれ、面白いwアズール飛べないじゃんww

貴:俺が連れて行きますので大丈夫です！！じゃなくて、どうなんです？取引、受けてくれるんですか？

ア:ええ、勿論いいでしょう。

貴:やった！！

ア:そ、そんなに嬉しいんですか？

貴:はい！！

ア:そ、そうですか。


嬉しすぎて死にそうだ

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