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｢俺らとやり合うなら辞めといたがいいんじゃなーい？そっちの術式はこっちに筒抜けだよ。｣
手で輪っかを作り、それを覗くように見る弐葉に、Aは笑みを浮かべる。
｢私を襲った呪霊。あなたの呪霊ですね。呪霊操術ですか。｣
｢……は？｣
｢そこのあなたは毒を操る術式ですか……太良と澤野に任せよう。｣
｢おう！｣
｢頑張っちゃうぞ！｣
｢……なに？｣
｢あなたは……特別なにか強みがある訳でもないようですね。力が強化される術式……とか？｣
｢………｣
｢総司、一人で行ける？｣
｢もちろん。｣
｢じゃあ森中は私と一緒に。｣
｢が、頑張ります……！｣
術式全てが見透かされている。六眼も持たぬその女にだ。何故だ、何が起こっているのか。思考が追いつかぬままの彼らに、Aはまた笑った。
｢自然操術式……それは自然のエネルギーを手に取ることが出来る。目は誤魔化せても自然は誤魔化せない。私は、自然のエネルギーから術式を感じ取ることが出来る。まだ未完成ではありますが、当たりのようですね。｣
｢………バレたところで、そちらに勝ち目はありますか？私の相手を呪力のない猿に任せてもいいものか…｣
｢……あまり彼を見くびらない方がいいかと。｣
次の瞬間、宇参の体が数百メートル先へと吹っ飛ばされる。
｢大当たり〜！｣
｢宇参…！？｣
｢じゃ、あとは俺やっとくわ。全員死ぬなよ？｣
ニカッと笑った眞門は、もうその場にいなかった。彼の強みは速さ。そして、もうひとつの天与呪縛。
｢こちらも開始しましょうか。あなた方の術式がバレている以上、私たちの頭の中で作戦は練りあがっているんですよ。
特にあなたは苦労するでしょうね。｣
そう言って目を向けたのは壱哉だった。あんなガキ相手に苦労するはずがない。壱哉は鼻で笑うと、箕野に目を向けた。
｢……いいだろう。このガキ2人の屍をお前の土産にくれてやる。｣
｢嘗めたら最後だぞ〜｣
｢で？お前はその弱虫連れて俺とどう戦うわけ？｣
｢……彼を見縊ることなかれ。｣
挑発的に微笑む彼女に、弐葉は舌打ちをした。
｢……壱哉、あっちでやれよ？呪霊が動きづらくなる。｣
｢本気になっていただけて安心しました。｣
｢……殺す。｣
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夜 - とても面白くていつも続きを楽しみにしてます。更新頑張ってください！ (5月23日 15時) (
レス) id: c9a43346ff (このIDを非表示/違反報告)
sou(プロフ) - あれ？？五条先生オチ？？ってなってます笑笑これからどんな風に夏油さんオチになるのか楽しみです！！ (2022年1月21日 15時) (レス) @page28 id: 26a665cc7a (このIDを非表示/違反報告)
五条彩香(プロフ) - 更新お願いします｡･ﾟ･(ﾉД`)･ﾟ･｡｡･ﾟ･(ﾉД`)･ﾟ･｡｡･ﾟ･(ﾉД`)･ﾟ･｡ (2021年5月11日 1時) (レス) id: 387b7f4b11 (このIDを非表示/違反報告)
Suzu(プロフ) - 匿名さん» そういう言い方はやめたほうが…… (2021年4月30日 17時) (レス) id: 11ffe6e997 (このIDを非表示/違反報告)
五条彩香(プロフ) - wkwk(((o(*ﾟ▽ﾟ*)o)))wkwk (2021年4月29日 16時) (レス) id: 387b7f4b11 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：花蛸花
| 作成日時：2021年4月17日 0時
