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「禪院家には明日行こうね〜おっさんには僕から言ってあげるから、心配いらないよ!一応籍と名前だけは禪院家にってことになるけど良さそう?」

「はい。ありがとうございます。」

「あ、それとも、禪院家に正式に入りたかった?別に、それはそれでもいいんだよ?どっちみち僕と一緒にいることは変わらないんだし。」

「………いえ、禪院家に行ったら、面倒くさそうなので。男尊女卑なんて、絶対いや。」

「ま、そりゃそうだよね〜」





聞いてきた本人である五条は、あはは〜と呑気に笑う。





「…それで…今どこに?」

「君の甥っ子と姪っ子に会いに行くんだよ〜」

「……あぁ……禪院甚爾の息子と、義理の姉……昨日言ってましたね。」

「そうそう。」

「私が会う必要があるんでしょうか。」

「子供嫌い?」

「………嫌い………そうかもしれません。」





彼女の一番の気がかりは、置いて来てしまった美々子と菜々子。きっともう嫌われてしまっただろう。二人のことを思い出したくない。





「仲良くしてあげてね?」

「もちろん。子供に酷いことをするほど人間終わってません。言われれば殺してましたが。」

「………それ、間違えても二人の前で言わないでね?」

「言いませんよ。」

「あ、ここここ〜!」





そう言って指をさしたのは見るからにボロボロのアパート。一般人で言うところの「お化けでそう〜!」案件のアパートである。





「………ここに子供二人で?」

「そ!子供二人で!」

「…………私のお兄さんって……人の心、ないんですね。」

「僕君のそんな引いた顔初めて見たよ。」

「多分、今日だけですよ。」

「…ま、とりあえず行ってみよー!」





五条は階段を上がると、一室のドアをコンコンとノックした。ガチャッと扉が空くと、小さな少年が五条を見てうんざりした顔をしていた。余程ウザがられているのだろうというのは見てすぐに分かる。





「……五条さん……」

「やっほー!」

「………誰?」





そう言ってその少年はまたなんかいるぞ……と言いたげな顔で彼女を見た。Aはじっとその子を見ると、確かに自分に何処と無く似ている気がした。まぁ、血が繋がっているなら当たり前だろう。

彼女は彼と同じくらいにしゃがんで、にこっと笑顔をうかべた。

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三隣亡 - とても面白いです!!これからも頑張ってください!続きを楽しみにしてます! (2021年3月28日 13時) (レス) id: 9280cade43 (このIDを非表示/違反報告)
璃桜(プロフ) - 七並べって七を基準に並べていくゲームなので七を止めるって事は出来ないですよー (2021年3月25日 21時) (レス) id: b88feecc79 (このIDを非表示/違反報告)
夜野ちい(プロフ) - オリキャラ2人がイケメン過ぎて惚れました...!!これからも頑張ってください。更新楽しみにしてます! (2021年3月19日 19時) (レス) id: 8c8c6f90f4 (このIDを非表示/違反報告)
まみこ(プロフ) - 夢主の絵が他の人の作品にあったやつと超似てますねびっくりしましたお話は面白いです! (2021年3月15日 8時) (レス) id: e142c5115f (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:花蛸花 | 作成日時:2021年3月15日 0時

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