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｢……誰かハートの4止めてるな！？｣
｢人に頼るな。｣
｢険しい道を乗り越えてこその人生ですよ。｣
｢七並べってそんな過酷なゲームだった！？｣
彼女が入学して半月ほどが経った。3人は少しずつ距離を縮めているようにも見えたが、やはり彼女には張り付いたような笑顔が浮かべられている。
｢…パス。｣
｢はい、太良パス4回目。お前の負けな。｣
｢くっそ！！｣
｢頭の使い方ですよね。ちなみにハートの4は私が持ってます。｣
｢お前かよ！！｣
｢お、仲良くやってるじゃーん。｣
お疲れサマンサー！なんて呑気な様子で教室に入ってくる五条。
｢なになに、七並べ？｣
｢せんせー聞いてよ！こいつら手加減知らねぇの！｣
｢勝負の世界に手加減とかねぇんだよ。｣
｢少しの隙が命取りですからね。｣
｢七並べそんなに過酷じゃねーから！！｣
｢ははっ、仲が良くて何より〜あ、Aの事伊地知が探してたよ。｣
｢分かりました。直ぐに行きますね。｣
｢じゃ、その間ババ抜きでもしよ〜｣
｢あんた暇なのかよ。｣
Aと入れ替わりに五条が椅子に座ると、カードのシャッフルを始めた。
｢……なー、先生。｣
｢んー？｣
｢あいつ、いっつも無理して笑ってるよな。｣
箕野の言葉に、一瞬カードをきる手が止まる。まさか気づいてるなんて思わなくて、包帯の奥で目を見開いた。
｢……………なんで？｣
｢んなの見てりゃわかんだろ。俺に気使ってんの見え見え。……ま、元々非術師が嫌いなんだろ？あいつ。｣
｢……非術師というより人間だよ。一度詳しく聞いたことがあるんだけど、術師の居ない地図にも載らないような小さな村で村中の人間から虐げられ、親には虐待されて、時には性的な行為さえ強いられる。
そんなのが16年続くんだから人間が嫌いになっても仕方ない。それに、夏油傑の件もあるしね。だから別に総司だけが嫌いなわけじゃない。なんなら、同じような境遇にいる非術師が居るって認知をしてるから、ある程度認めてると思うよ。｣
五条はカードを3人分に分けながらそう話した。
呪力のない眞門はもちろん家では白い目で見られる。それ故に嫌がらせを受けることさえあったのだ。そんな彼とAは、少なからず似ているところがあった。
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三隣亡 - とても面白いです！！これからも頑張ってください！続きを楽しみにしてます！ (2021年3月28日 13時) (
レス) id: 9280cade43 (このIDを非表示/違反報告)
璃桜(プロフ) - 七並べって七を基準に並べていくゲームなので七を止めるって事は出来ないですよー (2021年3月25日 21時) (レス) id: b88feecc79 (このIDを非表示/違反報告)
夜野ちい(プロフ) - オリキャラ2人がイケメン過ぎて惚れました...!!これからも頑張ってください。更新楽しみにしてます！ (2021年3月19日 19時) (レス) id: 8c8c6f90f4 (このIDを非表示/違反報告)
まみこ(プロフ) - 夢主の絵が他の人の作品にあったやつと超似てますねびっくりしましたお話は面白いです！ (2021年3月15日 8時) (レス) id: e142c5115f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：花蛸花
| 作成日時：2021年3月15日 0時
