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「こんにちは。あなたが津美紀ちゃん?」

「はい!初めまして!」





伏黒津美紀。彼女に会うためだけにAは五条に連れられて埼玉にやってきた。非術師と言うだけで嫌なのに、歳は美々子達と変わらない。

余計に嫌だが、まだまだ純粋な彼女を前に、そんな邪念を振り払った。自分はもう"こちら側"の人間。その邪念は邪魔になる。





「Aさん、こんにちは。」

「こんにちは、恵くん。」

「五条さんもこんにちは!」

「こんにちは〜津美紀〜。Aは津美紀の叔母さんだから、仲良くしてね?」

「はい!えーと…Aさん…でいいんですか?」

「はい、いいですよ。」

「まぁ、叔母さんってよりお姉さんだから、お姉ちゃんだと思いなよ。」





五条がそう答えると、津美紀は嬉しそうにパッと笑顔を浮かべた。





「私、Aさんみたいな綺麗なお姉さん欲しかったの…!」

「あら、嬉しいですね。」

「お姉ちゃんって呼んでもいいですか?」

「……もちろん、好きに呼んでください。そうなれば、敬語じゃない方がいいですね。」

「やった…!ね、恵!」

「……ん。」

「困ったらいつでも呼んでくださいね。すぐに駆けつけてきますから。お姉ちゃんなので。」





彼女が笑顔でそう言うと、津美紀はさらに笑顔になる。伏黒も、心做しか嬉しそうに笑う。

その笑顔が彼女らの笑顔と重なった。





「これ、連絡先です。いつでもどうぞ。」

「ありがとう…!」

「…ありがとう。」

「いいえ。」

「うんうん、仲良くなれそうで何より!A、そろそろ行こうか。」

「はい。それじゃあ、また会いにきますね!」





二人に手を振って、Aは五条と並んで歩く。





「……てっきり、津美紀のことは苦手かと思ってたよ。」

「………彼女は純粋だから。純粋な子を突き放すのは、ちょっと気が引けるだけ。」

「ククッ……やっぱり君は優しいねぇ。」

「……まさか。私はただ汚いだけだよ。」





あれくらい綺麗になれればいいのに。彼女がそう呟いたのを、五条は聞き逃さなかった。





「(……この子は、本当は優しすぎるのかもしれないな。ただ少し道を間違えただけ。………それを支えるのも僕の務め…かな?)」





これは厳しい道のりになるな〜と、五条は小さく笑った。

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三隣亡 - とても面白いです!!これからも頑張ってください!続きを楽しみにしてます! (2021年3月28日 13時) (レス) id: 9280cade43 (このIDを非表示/違反報告)
璃桜(プロフ) - 七並べって七を基準に並べていくゲームなので七を止めるって事は出来ないですよー (2021年3月25日 21時) (レス) id: b88feecc79 (このIDを非表示/違反報告)
夜野ちい(プロフ) - オリキャラ2人がイケメン過ぎて惚れました...!!これからも頑張ってください。更新楽しみにしてます! (2021年3月19日 19時) (レス) id: 8c8c6f90f4 (このIDを非表示/違反報告)
まみこ(プロフ) - 夢主の絵が他の人の作品にあったやつと超似てますねびっくりしましたお話は面白いです! (2021年3月15日 8時) (レス) id: e142c5115f (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:花蛸花 | 作成日時:2021年3月15日 0時

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