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「今回の相手はなかなか手強かったわね。」

「そうですね。」

「でも、Aは強いからすぐだったな!」

「悪いな、一級任せて。」

「いえ、そんな。等級が一番上なのは私ですから。必然的にですよ。」





任務の帰り。高専へと帰りながらそんな話をしていた。





「よし!クレープ食べて帰るわよ!」

「今日はタピオカじゃないんですね。」

「タピオカはこの前飲んだもの!」

「美味しいマカロンのお店じゃなくてもいいんですか?」

「え、知ってるの!?」

「はい。」




どうします?と顔を覗き込んでくる彼女に、釘崎はうーん……と唸って首を捻った。





「……マカロンはまた今度!女子会の時に食べに行きましょ!」

「ふふ。その時は真希さんも誘いましょうね。」

「もっちろんよ!てことで、クレープ食べに行くわよ!」

「勝手に決めるな。」

「まぁ、いーじゃんいーじゃん!」





4人揃っての任務の時、彼らは必ずどこかに寄り道する。コンビニの時もあれば、街の方になるとクレープやタピオカ、お昼や夕食時ならラーメンなどその日によってそれは変わる。





「さー、なんのクレープを食べ……」

「ん?釘崎どうした?」

「……クレープはやめ。タピオカにしましょ。」

「なんだよとつぜ………A、行くぞ。」

「え、なんですか?タピオカならあっちにも………あ。」





突然様子が変わった釘崎と伏黒に不思議に思っていた彼女だったが、その理由は直ぐにわかった。少し離れたところに背の高い白髪の男。その人物には見覚えがあり、その彼の隣には女性がいてその女性と腕を組んで歩いていた。





「あれって……」

「A…っ、!」

「……別に、気にしていませんよ。その程度だった、ただそれだけです。まぁ、とうとう飽きられてしまったというだけですから。」

「………なら、そんな泣きそうな顔すんなよ。」

「泣きそうだなんて、見間違えですよ。………今日はもう、帰りましょうか。」

「…………そうね。帰りましょう。伏黒、伊地知さんに連絡して。無理そうなら電車使って帰るわよ。」

「………あぁ。」





釘崎は五条の後ろ姿を一度睨み、来た道を引き返した。





「(………あのバカ……一体、なんのつもりなわけ?)」

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NENE - あぁ、とてつもなくいい話でしたぁ!とても面白かったです!!五条先生カッコいいー!夢主ちゃん可愛いーー!! (2021年6月21日 21時) (レス) id: 1efb73ea53 (このIDを非表示/違反報告)
モブの中の雑魚 - ま、まあ?認めてあげても?いいわよ? (訳)大好きです (2021年4月23日 22時) (レス) id: db3fbbd863 (このIDを非表示/違反報告)
rindou0505(プロフ) - 初めまして、完結おめでとうございます!お疲れ様でした!五条先生が可愛くて仕方のない作品でした。とても楽しかったです! (2021年3月16日 10時) (レス) id: abbbc2a66d (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - これは、続きを期待してしまいますね……いやはや、最高。 (2021年3月16日 4時) (レス) id: c4b5b3c501 (このIDを非表示/違反報告)
そち。 - ほんとに関係ないのですが、夢主ちゃん、私と誕生日一緒なので嬉しいです! (2021年3月7日 1時) (レス) id: aef3ed9d84 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:花蛸花 | 作成日時:2021年3月6日 13時

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