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｢うんうん、強くなったね！｣
｢恐れ入ります。｣
Aと五条の二人での合同任務。やはり最強と名高い五条がついていればすぐに片付いてしまう。特に、今回はAが着いているためいいところを見せようと張り切っており尚更である。
しかしAも仕事をしないわけにもいかず、2級3体、3級2体のうち、2級1体を任された。
｢最初の頃は近接もダメダメで目も当てられなかったのにね〜成長したもんだ！｣
｢それを言うようではもう五条先生も歳ですね。｣
｢え、まって？うそ、僕おじさん？え？｣
｢見た目はお若くても、中身はもう三十路一歩手前ですし。｣
｢まってAお願いやめて嫌わないで。｣
無理無理、と首をぶんぶんと横に振りながら彼女を力強く抱きしめる五条。こんな弱りきった彼を見れる事はそうそうないだろう。
｢年齢云々で嫌いませんよ。｣
｢じゃあ好き！？｣
｢はい。師として敬愛しております。｣
｢そういう事じゃなくてさ〜…！｣
彼女を後ろから抱きしめたままグリグリと肩に頭を押し付ける。彼女はそんなの気にもとめず、伊地知のいる方へと歩いた。
｢お疲れ様でした。｣
｢ありがとうございます。｣
｢伊地知〜なに僕のAと喋ってんの？？｣
｢えぇ……｣
｢五条先生、伊地知さんをいじめないでください。｣
｢は〜い♡｣
｢すみません、伊地知さん。｣
｢いえ、いつもの事ですし……｣
ほんとにいつもの事だ。五条がこんなふうだからこの2人の合同任務に着いて行きたがる補助監督はそうそう居なくて、大体が新田と伊地知の仕事になる。
｢五条先生の任務の前に高専まで送って頂けますか？｣
｢分かりました。｣
｢えー、僕とデートしよ〜よ〜〜〜｣
｢五条先生は任務頑張ってください。｣
｢ご褒美くれたりする？｣
｢えぇ、頑張れば。｣
｢僕頑張るよ！！！任務先近くだから！ちょっくら走ってきまーーす！！伊地知！！後で迎えこいよ〜〜〜｣
あっはっはっ！とご機嫌な様子で五条はダッシュで走っていく。飛べばいいのに、と思ったが条件が満たされていないので無理なのだと気がついた。
ある意味不便なものだ。
｢…お元気ですね｣
｢元気が取り柄のような人ですから。さ、帰りましょう。｣
｢はい。｣
Aは去っていった五条を特に気にする様子もなく、車へと乗り込んだ。
｢よっっしゃ！さっさと祓ってAとイチャイチャするぞ！！！！｣
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NENE - あぁ、とてつもなくいい話でしたぁ！とても面白かったです！！五条先生カッコいいー！夢主ちゃん可愛いーー！！ (2021年6月21日 21時) (
レス) id: 1efb73ea53 (このIDを非表示/違反報告)
モブの中の雑魚 - ま、まあ？認めてあげても？いいわよ？ (訳)大好きです (2021年4月23日 22時) (レス) id: db3fbbd863 (このIDを非表示/違反報告)
rindou0505(プロフ) - 初めまして、完結おめでとうございます！お疲れ様でした！五条先生が可愛くて仕方のない作品でした。とても楽しかったです！ (2021年3月16日 10時) (レス) id: abbbc2a66d (このIDを非表示/違反報告)
庵(プロフ) - これは、続きを期待してしまいますね……いやはや、最高。 (2021年3月16日 4時) (レス) id: c4b5b3c501 (このIDを非表示/違反報告)
そち。 - ほんとに関係ないのですが、夢主ちゃん、私と誕生日一緒なので嬉しいです！ (2021年3月7日 1時) (レス) id: aef3ed9d84 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：花蛸花
| 作成日時：2021年3月6日 13時
