・10 ページ10
｢今から君たちに体術の稽古をつけさせてもらうよ。誰から行く？｣
翌日から、Aは高専の講師としてまた働き始めた。
｢つってもA先生強そうだしなぁ……｣
｢強そう、じゃなくて強いんだよ。僕も傑もまだ勝てたことないし。｣
｢先生たち勝ったことないの！？｣
｢君たちがいつも相手にしている昭義兄さんよりかは劣るけど、それなりに強いと思うよ。｣
｢じゃあ普通五条先生たちが相手するでしょーよ。なんで更に強いひと連れてくるわけ？｣
｢Aの方が教えるのが上手いからね。｣
｢と、言うわけだ！誰から転がして欲しい？｣
Aは久しぶりの組手にウキウキだが、3人はげんなりしていた。勝てるかよ！という視線を担任二人に向けるが、しらーっとされるだけ。
｢んー、仕方ない。なら僕は両手を使わない！3人まとめてかかっておいでよ。｣
｢お、それなら行けるかも！｣
｢さすがに嘗められすぎじゃない？｣
｢……無理だと思うけどな。｣
｢ふふっ、モノは試しだ。さ、やってみよう！｣
しかし、伏黒の予想は大きく当たった。下から虎杖、伏黒、釘崎の順に山積みにされた3人の上に彼女は遠慮なしに座った。
｢ぐへぇ……！｣
｢ぐっ……おもっ……｣
｢重いとか言うんじゃなわよ……！上に乗ってるのは、レディよ……！？｣
｢君たち、まだまだ修行が足りないねぇ。まだハンデが必要かな？｣
｢おーい、手加減って知ってるかーい？｣
｢手加減なんてしたら訓練の意味ないだろう？第一、ハンデを上げてる時点で手加減だ。｣
｢相変わらず訓練となると手厳しいね。｣
｢つか……そろそろ、おりてほし……｣
｢あ、ごめん。｣
Aは彼らの上から退くと、3人は雪崩るように崩れ落ちた。
｢A先生つぇ〜……｣
｢つーか、なんで革靴であそこまで動けんの……ジャージはどうした、ジャージは……｣
｢着替えるまでもないと思って！｣
｢………反論出来ねぇのがムカつく。｣
Aは悔しそうに寝そべる3人を愉快そうに眺めていた。高専に来てから彼女の性格は中々にいい性格になってきたものだ。
｢Aってたまに性格悪くなるよね。｣
｢それは分かる。｣
｢凍らせてほしい感じかい？｣
｢｢ごめんなさいなんでもないです。｣｣
続く (更新停止中)
お気に入り登録で更新通知を受け取ろう
←・9
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 1890人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「呪術廻戦」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
秋田ｹﾝ - 最&高！！！！！好き！！！めっちゃ大好きなんだが？！？！？！ありがとうございます！！！！！！！！！！！！！ (9月13日 21時) (
レス) @page10 id: b4989b061f (このIDを非表示/違反報告)
とっち - めっちゃ好きです！何度も読み返しています。これからも更新頑張ってください！ (2021年8月28日 6時) (レス) id: 42c6964bfa (このIDを非表示/違反報告)
もっっっっちもち - ﾋｴｯめっちゃ好きです無理せず更新頑張って下さい！ (2021年7月17日 13時) (レス) id: 1ec5234607 (このIDを非表示/違反報告)
杏仁豆腐(プロフ) - コメント失礼します！ こちらの作品めちゃくちゃ面白いです！ なんども読み返しています！ お忙しいとは思いますが更新して頂けたら嬉しいです！ (2021年4月7日 9時) (レス) id: 6eaa2a087c (このIDを非表示/違反報告)
ルイ - 初コメ失礼します!面白いです!更新頑張ってください! (2021年3月29日 1時) (レス) id: d5b7ff9b70 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：花蛸花
| 作成日時：2021年3月3日 11時
