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殺られる、そう思い虎杖も構えたが、彼女の攻撃は当たることは無かった。





「ギリギリセーフ!」

「ご、五条先生!」





彼女の呪力のこもった拳を止めたのは、五条だった。五条の周りには、当たることのなかった氷が広がり固まっていた。無下限を使っていなければ、きっと五条が凍っていたことだろう。





「久しいね、悟!宿儺の器は君が監視していると聞いたが、本当のようだね。」

「それを分かってて攻撃してくるんだもん。海外行って、なんか性格悪くなったんじゃない?」

「君がそれ言ったら世も末だよ。」

「え、あの……先生……知り合い?」

「え?あぁ、この子は僕の同期だよ!」

「同期!?同い歳!?いや、先生も28には見えないけども!!!」





虎杖は交互に彼らを見た。見えない、どうしても見えない。28歳なんて実は架空のものなのではなかろうかと疑うくらいだ。





「ところで、A。僕の教え子に手を挙げてなんのつもり?」

「上からの命令だよ。もう死刑は決まってるんだろ?ならいいじゃないか。」

「………は?」

「………え?」





なんだそれと言いたげの五条に、Aもまた不思議そうに首を傾げた。





「何か勘違いがあるみたいだね。それもいいけど、こっちの氷何とかして?」





そう声をかけたのは夏油で、「大丈夫?」と釘崎達にも優しく声をかけた。





「あぁ、ごめんね。」





彼女がパチンッと指を鳴らすと、その氷は溶け、綺麗になくなっていく。放心している釘崎と伏黒の肩を夏油はポンッと叩いた。





「早くて見えなかったろう?」

「見えなかった……え、あの人なんなの……?」

「んな事よりさ……今の話どーゆうこと?」

「そんなのこっちが聞きたいよ。彼は死刑が決まってて、君の"生徒"として監視下に置かれてる。生徒たちが怯えて敵わんからさっさと始末しろって報告だったんだけど……その様子じゃ、ちょっと"手違い"があるようだね。」

「……それはとんだ"手違い"だ。Aも悠仁も災難だね。」

「上層部も奥の手を使ってきた……ってわけだ。」

「それってつまりどういう事よ。」

「つまり、僕が虎杖悠仁を殺せば、宿儺の器も始末できるし、僕と悟達を仲違いさせることも出来る。一石二鳥。」





Aがそう言うと、3人は顔を見合わせて一斉にため息をついた。

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秋田ケン - 最&高!!!!!好き!!!めっちゃ大好きなんだが?!?!?!ありがとうございます!!!!!!!!!!!!! (9月13日 21時) (レス) @page10 id: b4989b061f (このIDを非表示/違反報告)
とっち - めっちゃ好きです!何度も読み返しています。これからも更新頑張ってください! (2021年8月28日 6時) (レス) id: 42c6964bfa (このIDを非表示/違反報告)
もっっっっちもち - ヒエッめっちゃ好きです無理せず更新頑張って下さい! (2021年7月17日 13時) (レス) id: 1ec5234607 (このIDを非表示/違反報告)
杏仁豆腐(プロフ) - コメント失礼します! こちらの作品めちゃくちゃ面白いです! なんども読み返しています! お忙しいとは思いますが更新して頂けたら嬉しいです! (2021年4月7日 9時) (レス) id: 6eaa2a087c (このIDを非表示/違反報告)
ルイ - 初コメ失礼します!面白いです!更新頑張ってください! (2021年3月29日 1時) (レス) id: d5b7ff9b70 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:花蛸花 | 作成日時:2021年3月3日 11時

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