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久々の休みに、彼女は街へ出て買い物をする予定だった。何を作ろうか、と頭の中で考える。
肉じゃが、カレー、シチュー、焼き魚、オムライス、ハンバーグ……ポンポンと頭の中に出てくるのはどれも美々子達の好物だった。しかし、甘やかすのも良くないか…とまた頭を捻る。
｢ねぇ、ちょっと君！｣
後ろからかかる声に肩に触れた手。またスカウトかなにかだろうかと振り向くと、そこにいた人物に目を見開く。
そこには、目元に包帯を巻いた白髪の男。
"｢…傑さん、この人は？｣
｢ん？…あぁ…それは……私の親友だよ。喧嘩してそれきりだけどね。｣"
以前たまたま見た写真に写っていた男。五条悟。呪術界最強の男。目元は見えていないがその髪色とオーラでわかる。いや、まだそうだと決まったわけじゃない。
｢………なにか？｣
｢…君、ちょっとこのあと時間ある？｣
｢突然なんですか……｣
｢いや、別に僕怪しい人間じゃないから！んー…なんて言ったらいいかな………君、術式使えるでしょ？｣
｢………つ、かえます………｣
｢その君の、術式についてちょっと話が聞きたくてさ。｣
｢……………私がどんな術式を使えるかなんて、あなたに分かるんですか？そもそもなんで教えなきゃいけないんですか？｣
｢んー……僕が最強だから……かな？｣
六眼。そうとしか考えられない。だとすればやはりこの男は五条悟で間違いはないだろう。ならなぜ自分に声をかけたのか、尚更分からない。
しかし、夏油が自分の術式は珍しいと言っていたのを思い出し、それが気になって声をかけたのだろうと何となく予測できた。
｢……すみませんが、誰です？｣
｢僕は五条悟。東京都立呪術高等専門学校の1年担任。｣
｢……五条さん……｣
｢君の名前は？｣
｢……花園Aです。………お話、でしたよね。30分程度なら、時間はあります。｣
やはり五条か面倒だな、と思ったがここで断るのも少し不自然だし、あとから付け回されるのもすこぶる面倒だ。
彼女は無理やり頬を上げてにっこりと笑顔で返事をした。
｢そりゃよかったよ！じゃあ、近くの喫茶店にでも入ろうか！｣
さ、いこいこ！と五条は彼女の腰を引いた。
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まゆゆ - 続編ですか! これからも頑張ってください(≧▽≦) (2021年3月13日 20時) (
レス) id: 65cce41a2e (このIDを非表示/違反報告)
低体温(プロフ) - 更新される度読むのが楽しみです!!更新頑張ってください!! (2021年3月6日 4時) (レス) id: df64c86b58 (このIDを非表示/違反報告)
ぬっさっさ - めっちゃ好きです！！更新頑張ってください！ (2021年2月24日 21時) (レス) id: 092bd421d4 (このIDを非表示/違反報告)
雪マカロン - 面白いです！更新頑張ってください！ (2021年2月23日 16時) (レス) id: c9091179e7 (このIDを非表示/違反報告)
郡(プロフ) - こういう系のお話めちゃめちゃ好きです！ 推します！ (2021年2月23日 15時) (レス) id: 70b578b6e8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：花蛸花
| 作成日時：2021年2月23日 12時
