最強と娘-7【呪術廻戦】

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｢と、う、じ、くーーん！！｣

｢あ"ーーーー……飛びつくんじゃねぇ。落としたらどーすんだ。｣





グラウンドのすぐ側の石段に座り呪具を磨いていた甚爾に飛びつくと、ビクともしないままそう言った。





｢おい、首。｣

｢ん？｣

｢胸当たってるって言ってんだよ。｣

｢女の子だもん。甚爾くん慣れてるでしょ？｣

｢そういう問題じゃねーと思うぞ。｣

｢お前なぁ……！｣

｢ほら出ためんどくせーの。｣

｢わっ、、！｣





腰の当たりをｶﾞｼｯ!と掴まれ、後ろに引かれる。





｢毎度毎度……！危機感って言ってんだろ！｣

｢だって相手甚爾くんだよ？もうおじさんじゃん。｣

｢おう、喧嘩なら買うぞ。｣

｢そういう問題じゃねーんだよ……！｣





えー？と笑うAに、伏黒は大きくため息をついた。いい加減危機感を持って欲しいが、そういう訳にもいかないようだ。昔から一緒にいるせいか距離感にバグが起こっている。





｢おい、恵。｣

｢あ？｣

｢あいつ意外と胸デカイな。着痩せするタイプか？｣

｢あ"ぁ"！？｣





明音と二人でストレッチをするAを眺めながら、甚爾は顎に手を当てて何やら考える。





｢うん………あと俺が15若けりゃ手出してるな。｣

｢二度とあいつに近づくなこのえろ親父が……！｣

｢心配すんな、ガキに手出すほど飢えてねーよ。でも、あいつは狙われんだろうな〜……ちゃんと見張っとけよ？｣

｢………お前に言われなくても分かってる。｣

｢結婚すんのか？｣

｢……さぁな。｣

｢貰う気満々のくせによく言うぜ。｣





ｸｸｸｯと小さく笑いストレッチをしている彼女らに早く終わらせろ、と声をかける。





｢お前ら気張ってけよ〜今日は俺と一対一だからな。｣

｢はぁ！？｣

｢一対一とか鬼畜かよ！ハンデハンデ！｣

｢ハンデを要求します！！｣

｢ねぇよんなもん。女二人にはハンデやる。｣

｢いぇーい！｣

｢ありがとうございま〜〜〜す！｣

｢差別反対！！｣





うるせ、と小さく呟きながら軽い力で渡にデコピンをする。軽い力、と言ってもだいぶ痛いわけだが。

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