・21 ページ21
3年生にあがり、また段々と忙しくなってくる。忙しいのは3年に上がる云々の話だが。
「姉妹交流会……なんで出なきゃなんないの?忙しい任務の合間にさぁ。」
「学校行事だ。しょうがないよ。」
「………はぁーあ。」
「ほら〜サボってんなよ〜」
「い"〜ででででっ!」
絞め技をくらっている五条と余裕の昭義。そんな光景なんてもう見なれたもので、助ける気にもならない。
「そういえば、今日だろ?楽巌寺学長が来るのって。」
「そう聞いてるよ。」
「挨拶した方がいいのかなぁ……一応、当主だし。」
「いーだろ別に。それよりA、交代!」
「今休憩中。」
「休憩がなげーんだよ!」
「楽巌寺学長への挨拶は後でいいだろ。どーせあっちから出向いてくるだろうぜ。お前への挨拶だ。」
凍氷家。御三家との関わりがないのには理由があった。御三家よりも長い歴史と、歴代で輩出してきた術師の数は多く、そして受け継がれた術式はあの無限でさえも包み込んでしまう。それにより、御三家よりも位が高い。
尚且つ、御三家は凍氷家に恩義がある。それもいくつもの恩義。助けられ、守られ、支援を受け、それ故に凍氷家には逆らえないという。
「でも、Aが凍氷家当主……ほんとに呪術会の頂点だね。」
「じゃ、傑はその頂点の婿殿だけど大丈夫そ?」
「そうじゃん、夏油お偉いさんじゃん。」
「今のうちから媚びへつらってくれてもいいよ?」
「調子乗んな。五条家次期当主様だぞこちとらァ。」
「五条、うちの当主様に文句あんのか?おぉん?」
「いてぇって!!!辞めろや!!!」
もはや子供のじゃれ合いだ。そんなふたりの様子を見ていると、「お、おるやーん!」とここら辺では聞かない関西弁が聞こえてくる。
1441人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「呪術廻戦」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
moo(プロフ) - まさかの展開に驚きました!幸せ家族で良かったです! (8月9日 3時) (レス) @page46 id: e3fdbdb203 (このIDを非表示/違反報告)
43yomi1(プロフ) - いきなりすみません…すっごく面白くて、楽しませて貰ってます!!応援してます!!更新頑張って下さい! (2021年3月3日 9時) (レス) id: 674eb44c7b (このIDを非表示/違反報告)
レナ(プロフ) - 多分ですけど上の連中が練習になってます! (2021年2月26日 23時) (レス) id: 46e621c864 (このIDを非表示/違反報告)
Tyina(プロフ) - 花蛸花さん» わざわざありがとうございます!そのお話、楽しみにしてます!! (2021年2月26日 0時) (レス) id: 7eae784acc (このIDを非表示/違反報告)
Tyina(プロフ) - あの、質問なんですけど、いつ美々子と菜々子を助けたんですか?最新読んで「その話あったかな……?」と思ってしまいまして……夏油さん推しなのでみんなハッピー状態なのがすっごい見てて幸せになりました!! (2021年2月25日 22時) (レス) id: 7eae784acc (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:花蛸花 | 作成日時:2021年2月22日 2時