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青い空、青い海、そして蛆の様に湧く呪霊。





「人いるなぁ〜」

「夏休みシーズンだからね。」

「バカンスに来てまで任務とかくそかよ……」

「ま、直ぐに終わったからいいじゃないか。」

「先生も来ればよかったのにね。」

「土産買って帰ろ。」





予定していた海水浴。近くの旅館を予約して、まずは荷物を置いてくる。そして、早速海。





「Aめっちゃ似合ってんじゃん。」

「あはは……なんだか照れるな……」

「こっち来て。髪の毛綺麗にしたげるよ。」

「ありがとう。……あ、帽子被るからかぶれるくらいにしてほしいんだけど……」

「帽子買ったの?」

「傑が買ってくれた。」





嬉しそうに白い女優帽を見せると、家入は「あいつやるなぁ……」と少し感心する。





「任せろ。めちゃくちゃ可愛くしてあげる。」





くしで髪をとかして、綺麗に編み込んでいく。緩く髪を引っ張り、左に軽く流す。長さは充分あるので、簡単に結ぶことが出来た。





「私天才。」

「ありがとう硝子!」

「いえいえ。可愛くできて私も満足。」





うちの子世界一だな、と頷いて彼女に帽子をかぶせた。どこの女優さんですか??とツッコミたくなるくらい可愛い同級生に家入はいつ変な虫がつくか心配でハラハラしている。





「ほら、行くよ。」

「うん!」





外に出ると、既に2人は準備が終わっていたようで待ちぼうけていた。





「おせーよ。」

「女の子は準備で忙しいんだよ。見てみなこの可愛いAを。」

「………写真撮っていい?」

「一枚1000円。」

「お金取らないよ。」

「1万円分頼もう!」

「傑も頼まない。」

「これ写真集作ったら売れるわ。お前腹筋あるんだな。」

「まぁ、程々に鍛えてるからね。」





へー、と言いながらペチペチとお腹を叩く五条の腕をとっつかみ捻りあげる家入。





「いっってぇ!!!」

「気安く触るなバカタレ。」

「はいはい、もう行くよ。A、浮き輪膨らませておいたから。」

「ありがとう傑。」





浮き輪を受け取りニコニコと笑うA。可愛いなぁ、とデレデレと鼻の下を伸ばしている夏油。傍から見ればカップルそのものだ。





「くっそ夏油……振られてしまえ……」

「まだ告ってもねぇっての。」

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moo(プロフ) - 面白かったです! (8月9日 2時) (レス) @page47 id: e3fdbdb203 (このIDを非表示/違反報告)
雪マカロン - これからも、更新頑張ってください! (2021年2月16日 8時) (レス) id: c9091179e7 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:花蛸花 | 作成日時:2021年2月15日 22時

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