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「歌姫先輩、お土産です。」

「わ、ありがとう!楽しかった?」

「はい!次は歌姫先輩も是非ご一緒しませんか?硝子も誘って是非ショッピングでもいかがでしょう?」

「いいわねそれ!」

「歌姫先輩のお洋服、ぜひ僕に選ばせてください!硝子も先輩もスタイルいいから、きっと何でもお似合いになりますよ。」





庵に懐いていたAは、ニコニコの笑顔でそう話す。庵も彼女のことをたいそう気に入っている様子で、もうデレデレだ。





「はぁ〜……あんたほんと好き。」

「僕も好きですよ!」

「結婚する????」

「歌姫やめろやうちのマドンナ持ってくの。」

「マドンナ???」

「Aは気にしなくていいんだよ。」

「あんたらにAは勿体ない。硝子なら許す。」

「やったね。」





なんの話しをしているのやら、いつもこんな会話になってしまう。はいはい、いつものことだね〜とAはもう気にもしていない。





「でも、先輩みたいな綺麗なお嫁さんを貰う人は、きっと幸せ者ですね。 僕が男なら口説いてますよ!」

「ホントあんたいい子ね。私が男ならあんたのこと口説いてるわ。」

「それなです先輩。」

「A……お前見る目ねぇよ。こいつ弱っちぃじゃん。」

「あんたはもっと敬え私を!!!先輩だぞ!!!!」

「そうだよ悟。君が強すぎるだけなんだ。それに、少しか弱い方が、可愛らしくていいじゃない。」

「あんたが女とか男とかどうでもいいから付き合わない?」

「流石の歌姫先輩でも譲れないです。私が付き合うんで。いや、結婚するんで。」

「二人まとめて付き合う?」

「それは問題だよ。」





そりゃそうだね!とAはケタケタと笑った。





「あ、歌姫先輩、今から硝子とカフェ行くんですけど行きませんか?」

「は??俺ら聞いてねぇんだけど???」

「当たり前だろ。女子会だわ。いつもいつもお前らもセットでカフェ行くと思うなよ。」

「え、行く!」

「じゃ、行きましょう!僕の奢りですから、好きな物食べてくださいね!」

「気をつけて行くんだよ?知らない人に声掛けられてもついて行っちゃダメだよ?」

「僕のことなんだと………」

「幼女。」

「え……」




慣れた、なんて思っていたが、これにばっかりは慣れやしない。幼女幼女とバカにされているのだろうか。きっとバカにされてるな、とAは大きくため息をついた。

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moo(プロフ) - 面白かったです! (8月9日 2時) (レス) @page47 id: e3fdbdb203 (このIDを非表示/違反報告)
雪マカロン - これからも、更新頑張ってください! (2021年2月16日 8時) (レス) id: c9091179e7 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:花蛸花 | 作成日時:2021年2月15日 22時

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