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｢ぐっ……！｣
｢がはっ、！！｣
何本も何本も組手組手組手。もう10回はそれを繰り返しては五条は転がされ続けた。
｢まだやるかい？｣
｢くっそ……お前、そんな細ぇ身体でどうやって……｣
｢ふふっ、さて、何故でしょう。考えてごらん。｣
｢すごいね、A。まさか悟がこんなにもコテンパンにされるなんて。｣
体術に関しても五条は優れていた。それは夏油も同じで、ここ二人は最強コンビ。五条がここまでコテンパンにされたとなれば、夏油だって負けることだろう。
｢次は二人一緒に来る？｣
｢いや、やめておくよ。君はきっと私と悟の二人がかりでも無理そうだ。｣
夏油はそう言って肩をすくめる。彼女は特級。自分たちより強いのなんて当たり前だ。
｢Aって特級なんでしょ？すごいね。｣
｢まぁ、幼い頃から両親に連れられて呪霊狩りに行っていたからね。連れられて、と言っても、僕が無理やりついて行っていただけなんだけどさ。｣
｢なんで？｣
｢物心着く前から自分に秘められた力というのを理解していたからね。その力を発揮しないと、宝の持ち腐れだろう？だから僕は自分から両親に着いていってた。そしたら、いつの間にか特級になってた。｣
｢はっ、嫌味かよ。｣
｢それ自分にも言えるって知ってた？｣
自分のジャージに着いた埃をパンパンと叩きながら五条は立ち上がった。
｢でも、五条くんは直ぐに僕を追い抜いちゃうんだろうね。末恐ろしい最強くんだよ。｣
｢当たり前だわ。てめぇなんか捻り潰してやる。｣
｢悟、口が悪いよ。仲良くしろ。｣
｢はははっ、いいんだよ。それもまた五条くんの良さだ。照れ屋なんだね。｣
｢ちげぇわ！｣
｢……あんたほんと良い奴ね。｣
｢そう？｣
個性豊かなメンバーには珍しい。その時家入も夏油も思った。彼女はここで今、一番マトモな人物だと。
｢私これからあんたに着いてくね。｣
｢え？｣
｢もう仲良くなったみたいだね。是非とも、私とも仲良くしてくれよ？｣
｢もちろん。みんなと仲良くするつもりだよ。数の少ない同級生だしね。｣
そう言って、彼女はまた笑った。やっぱり彼女が一番マトモだ。
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チビじゃねぇし、お前らが高すぎんだよ。♂ - ガチめに笑い方が宿儺になったのだが (2021年2月14日 4時) (
レス) id: 175edfd33c (このIDを非表示/違反報告)
ta0628tm0105(プロフ) - 次男…………なんかあった説…………最っ高、であります！！！良い良い！！俺はいま機嫌がいい！！！！ケヒッもう、最っ高…………続き待ってます！ (2021年2月14日 3時) (レス) id: 0ed1a1911f (このIDを非表示/違反報告)
rindou0505(プロフ) - とっても凄く好きな内容でした。本当に素敵な作品です。なんでお気に入りの登録者がこんなにも少ないのかが全く理解出来ません。が、応援しています。お身体に気を付けて作品の更新をして下さい。 (2021年2月10日 0時) (レス) id: abbbc2a66d (このIDを非表示/違反報告)
しぃぷ(プロフ) - え、めっちゃ好き……最高か？秒でお気に入り登録しました。素敵な作品有難う御座います！！更新頑張って下さい！！！ (2021年2月9日 23時) (レス) id: c3f6824249 (このIDを非表示/違反報告)
鈴(プロフ) - 最高ですめちゃくちゃ面白い…好き… (2021年2月9日 22時) (レス) id: 470bfeaa7b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：花蛸花
| 作成日時：2021年2月9日 17時
