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｢傑、任務お疲れ様。はいこれあげる。｣
｢ありがとう。｣
夏油の手に乗せられた飴玉。彼女は任務終わりに彼に会えば必ずその飴玉を彼に渡していた。
｢辛くないかい？｣
｢辛くないと言えば嘘になるけどね。非術師を守るためだから。｣
｢傑は真面目だね。｣
彼女はそう言って笑った。ここまで自分を心配する人も珍しいな……なんて思いながら、夏油は口の中に飴を放り込む。
｢今度、硝子と一緒に水着を買いに行く予定だったんだけど、硝子に任務が入ってしまってね。傑、一緒に行かない？｣
｢私と？｣
｢そう。悟も任務らしくて。｣
｢なるほど……私で良ければ付き合うよ。｣
｢ありがとう、傑。……でも、水着なんて久しく着てないな。学校のプールの授業もいつも見学してたし。｣
｢プールの授業、学生には人気があるものだと思ってたけど、違うんだね。｣
｢僕泳げないからさ。｣
｢……え？｣
｢え？｣
泳げない。確かにそう聞こえた。いや、確かにそういったのだ。そう、彼女がハッキリそう言った。
｢全く？｣
｢全く。｣
｢クロールとか……｣
｢あー、無理無理。バタ足すら出来ない。｣
あんなに運動神経いいのになんなんだよ。夏油は顔を覆って俯いてしまう。
｢くっっそかわっっっっ……｣
｢え？｣
｢………海では私が手を引いてあげるからね。浮き輪も買おう。｣
｢浮き輪か〜確かにいるね。みんなの分も買って行こうか。｣
｢それがいいね………｣
可愛いなぁもう。なんて言葉は心の奥の方にしまって、大きく深呼吸をする。いきなりの情報は心臓に悪い。心臓に悪すぎる。
｢……いつだっけ？｣
｢明後日。｣
｢わかった。部屋まで迎えに行くよ。11時頃でいい？｣
｢うん、ありがとう。｣
どんな水着を着せようかな。なんて、今からイメージをする。あれもいい、これもいい。
｢……悟と硝子に相談しよ。｣
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チビじゃねぇし、お前らが高すぎんだよ。♂ - ガチめに笑い方が宿儺になったのだが (2021年2月14日 4時) (
レス) id: 175edfd33c (このIDを非表示/違反報告)
ta0628tm0105(プロフ) - 次男…………なんかあった説…………最っ高、であります！！！良い良い！！俺はいま機嫌がいい！！！！ケヒッもう、最っ高…………続き待ってます！ (2021年2月14日 3時) (レス) id: 0ed1a1911f (このIDを非表示/違反報告)
rindou0505(プロフ) - とっても凄く好きな内容でした。本当に素敵な作品です。なんでお気に入りの登録者がこんなにも少ないのかが全く理解出来ません。が、応援しています。お身体に気を付けて作品の更新をして下さい。 (2021年2月10日 0時) (レス) id: abbbc2a66d (このIDを非表示/違反報告)
しぃぷ(プロフ) - え、めっちゃ好き……最高か？秒でお気に入り登録しました。素敵な作品有難う御座います！！更新頑張って下さい！！！ (2021年2月9日 23時) (レス) id: c3f6824249 (このIDを非表示/違反報告)
鈴(プロフ) - 最高ですめちゃくちゃ面白い…好き… (2021年2月9日 22時) (レス) id: 470bfeaa7b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：花蛸花
| 作成日時：2021年2月9日 17時
