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｢いつかな……5歳くらいの時から一気に呪力量が上がってね。制御するのが難しくなったんだ。触れたものを凍らせてしまったり、無意識のうちに術式を発動してしまって使用人や両親、兄弟にも怪我をさせそうになってしまった。……その時ばかりは精神的にくるものがあった。
使用人たちは僕を恐れ離れていった。……でも、家族は違った。どうすればいいか考えてくれた結果、僕に手袋をさせたんだ。呪力をコントロールできるまで、付けてるといいよって。｣
｢普通の手袋？｣
｢まさか。ちゃんと呪力の籠ったものだよ。今つけてるのは普通のだけどね。その時のトラウマのせいか、少し怖くて……｣
｢でも、今はコントロール出来ているんだろう？｣
｢もちろん。｣
｢なら、大丈夫なんじゃないかい？食事の時なんかは外してるし。｣
｢んー……｣
どうしたものか、とAは考え込む。問題ないにしろ、もしもの時彼らや一般人を巻き込むわけにはいかない。そんな彼女の心を悟った夏油はガシッと手を掴み、手袋を外した。
｢ちょっ、！｣
｢私達も呪術師だ。もしもの事があっても何とかなる。｣
｢五条悟様を嘗めるなよ？｣
｢せっかく綺麗な手してるんだからもっと出しな？｣
家入は彼女の手をにぎにぎしたりさすさすしたりと触りまくる。
｢めちゃくちゃすべすべじゃん。やっぱ隠そ？｣
｢なんでだよ。｣
｢………ありがとう。そんなこと初めて言われたよ。｣
彼女はクスクスと笑うと、反対側の手袋も外し、夏油の持っていた手袋も一緒にしてカバンにしまった。
｢今日はもう付けないよ。女の子らしい服を買うかは別として。｣
｢何言ってんの買うよ。｣
｢あ、強制なんだ。｣
｢当たり前。で、それを着て今日は原宿を練り歩く。｣
｢え？｣
｢いいね。ぜひお供するよ。｣
｢馬鹿かお前。もう既にお供してんだろ。｣
｢Aスタイルいいんだから。｣
｢んー……まぁ、とりあえず、見るだけなら。｣
家入の押しに負けたAは、諦めたように首を縦に振った。ここまで来てしまったのだから、少し見るくらいはしておこう。
｢どんなのがいいかな〜｣
｢気が早くない？｣
｢Aなんでも似合いそうだしね。スカートとか履く？｣
｢さすがに無理だよ。｣
｢さすがにダメか〜｣
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チビじゃねぇし、お前らが高すぎんだよ。♂ - ガチめに笑い方が宿儺になったのだが (2021年2月14日 4時) (
レス) id: 175edfd33c (このIDを非表示/違反報告)
ta0628tm0105(プロフ) - 次男…………なんかあった説…………最っ高、であります！！！良い良い！！俺はいま機嫌がいい！！！！ケヒッもう、最っ高…………続き待ってます！ (2021年2月14日 3時) (レス) id: 0ed1a1911f (このIDを非表示/違反報告)
rindou0505(プロフ) - とっても凄く好きな内容でした。本当に素敵な作品です。なんでお気に入りの登録者がこんなにも少ないのかが全く理解出来ません。が、応援しています。お身体に気を付けて作品の更新をして下さい。 (2021年2月10日 0時) (レス) id: abbbc2a66d (このIDを非表示/違反報告)
しぃぷ(プロフ) - え、めっちゃ好き……最高か？秒でお気に入り登録しました。素敵な作品有難う御座います！！更新頑張って下さい！！！ (2021年2月9日 23時) (レス) id: c3f6824249 (このIDを非表示/違反報告)
鈴(プロフ) - 最高ですめちゃくちゃ面白い…好き… (2021年2月9日 22時) (レス) id: 470bfeaa7b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：花蛸花
| 作成日時：2021年2月9日 17時
