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ガラッと教室の扉を開けると、そこにはまだ家入しか居なかった。
｢おはよう〜｣
｢Aおはよう。眠れた？｣
｢うん。初めての場所で不安だったけど、よく眠れたよ。｣
そう言って、彼女は席に座った。その日、特に座学がある訳でもなくて、彼女はグッと伸びをした。
｢あれ、早いね。おはよう。｣
｢夏油くん、五条くん。おはよう。｣
｢あー、だりー。｣
｢行儀悪いぞ。｣
机に足を乗せる五条にそう言うが、本気で叱る様子もない。Aはその光景を少し楽しそうに眺めていた。
｢なぁ、お前さぁ、呪霊写真に撮ってるってまじ？｣
｢ん？まじだよ？｣
昨日あの後、夏油に任務での様子を聞いた五条は｢まじかよ…｣と少し引き気味だった。
｢あ、見るかい？僕の最高傑作！｣
｢いやいらね。｣
｢そうかい？とても素晴らしいのになぁ……この良さ、誰も分かってくれないんだよね〜｣
｢ちなみにどんなところがいいの？｣
｢沢山あるよ。一つ目は凍らせたその瞬間かな。大きさも形も容姿もちがうだろう？強さは特に重要じゃないんだけど、特急の方が知的なものも多いから見栄えは良くなるよね！氷の中で困惑している姿も、怒り狂う姿も……見ていてとても素晴らしい……！｣
｢まじかよほんとに……｣
｢二つ目は、やっぱり砕け散っていく様かな。破裂させる日もあるし、爆発させる日もあるけれど……どれにしてもやはり素晴らしい！氷が原型を無くし散っていく様は何よりも美しいよ……！｣
うっとりとしながら熱弁する彼女に彼らはあれ、こんな子だっけか？と昨日の記憶を遡る。
｢……あぁ、でも……最後に灰のように消えていく様はなんとも無様だよね。僕が見たいのは灰色の住みじゃなく、氷なのに……澄んだように美しい氷、少し白く濁ったもの、水色がかった氷………そのどれにも満たない姿に成り果て消えていくのは、興が冷めてしまうよ。｣
あーぁと、思い出してテンションが下がってしまったのか、椅子に右足を上げ、そこに腕を置き、反対の腕は椅子の背もたれにもたれかけるとグダっと天井を見た。
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チビじゃねぇし、お前らが高すぎんだよ。♂ - ガチめに笑い方が宿儺になったのだが (2021年2月14日 4時) (
レス) id: 175edfd33c (このIDを非表示/違反報告)
ta0628tm0105(プロフ) - 次男…………なんかあった説…………最っ高、であります！！！良い良い！！俺はいま機嫌がいい！！！！ケヒッもう、最っ高…………続き待ってます！ (2021年2月14日 3時) (レス) id: 0ed1a1911f (このIDを非表示/違反報告)
rindou0505(プロフ) - とっても凄く好きな内容でした。本当に素敵な作品です。なんでお気に入りの登録者がこんなにも少ないのかが全く理解出来ません。が、応援しています。お身体に気を付けて作品の更新をして下さい。 (2021年2月10日 0時) (レス) id: abbbc2a66d (このIDを非表示/違反報告)
しぃぷ(プロフ) - え、めっちゃ好き……最高か？秒でお気に入り登録しました。素敵な作品有難う御座います！！更新頑張って下さい！！！ (2021年2月9日 23時) (レス) id: c3f6824249 (このIDを非表示/違反報告)
鈴(プロフ) - 最高ですめちゃくちゃ面白い…好き… (2021年2月9日 22時) (レス) id: 470bfeaa7b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：花蛸花
| 作成日時：2021年2月9日 17時
